椛side
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「はぁ……。」

光杞と話してから数日。
私は大きくため息を付いていた。

理由は、……呆れるほど、柚燈に連絡する決心がつかないから。


これをずっと夜、自分の部屋で繰り返している。

スマホで電話帳を開いて、柚燈の画面まで開く。
けど…、そこで止まって何十分何時間と経ち、毎日寝る時間で諦めて寝ている。

結局今日もあっという間に時間が経って睡魔に襲われてくる。


……明日こそは…、連絡するから……、


わけもわからない罪悪感に襲われながら意識を手放した。