「ねぇ!桜也。話今いい?」

「あぁ、俺もしたい。話ししたくて昨日LINE送ったのに2人で寝落ちしてっから。」

「あ、まじ?ごめんって!いつ寝たが私も覚えてないけどね。」

誤魔化すように笑いながら謝った。


……多分、呆れられてると思う。



「で?話って?光杞からどーぞ。」

「あ、いい?じゃ話すね。」

「ん。」

桜也が頷くのをみて、隣の椛がすやすや寝ているのを確認してから、話を始めた。


「昨日ね、椛にはっきり言ったの。またユズ消息絶とうとするよって。…まぁ真実は知らないけどさ。」

「相当勘鋭いな、せーかい。だってあいついないなってもいい?って連絡俺に寄越してきたからな。」


「……はっ?まじで?」

冗談半分で言ってたから、めっちゃ驚いた。


……ユズの連絡先知ってたら良かったのに……。