光杞side
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「……ふぁ〜っ。」 

私はカーテンから差し込む光に気づき目を覚ました。


「……って、は?なんで…、私ここに…?」

目を開くと捉えたのは、見慣れたリビングで、いつも寝る私の部屋じゃない。

そして、なぜか隣に椛が寄りかかってきて寝ている。



「おはよ。光杞、覚えてねーのかよ…。」

と顔をしかめた桜也がキッチンの方からやってきた。


……相変わらず、早起きなやつだ。


って、そんなのどうでもいい。

何があったっけ……?


「…昨日、俺が夜いなかったから椛と2人でなんかしてたんだろ?そして、そのまま2人して寝落ちしたんじゃねーの?」



桜也の話を聞いた瞬間、思い出した。

椛と話したこと。

なんとかしてユズと椛を会わせなきゃいけないことを。