「……お前、何がしたいの？」

「まぁ、それはこっちのセリフだけどな。椛に会って連絡先まで渡したくせしてまたいなくなるつもり？…行動の意図が読めねーよ。」
　

「それは……、」

ハルの言葉に詰まってしまう。
　

「でも、お前本当にいなくなるつもりなら今度こそ奪うけど。…何年お前のために待ってやったと思ってんの？」


「……っ。…ハル、ホントなのわけ？いつからそんな…。」

動揺で声が震えてしまっている。



「…さぁ？知らね。」

投げやりな言葉。

でも…、何かしらの感情が籠もっている、そんな感じがする。