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「ねぇ桜也。」

「んー?」


椛がいなくなったリビングにて、光杞と桜也は話していた。


「どうして、ユズを思い出させることなんてしたの?」



「……そろそろ、真実を伝えたほうがいいんじゃねーかなと思っただけ。…それに光杞、夜呼び出して伝えるつもりだろ?」


なんでもお見通しというように光杞の目を見据える桜也。



「そーだね。…さすがに言ったほうがユズのためだよ。あいつもバカだから何もわかってない。」



優しそうに目を細めて呟く。



そんな光杞を桜也は読めない顔でじっと見つめていた。