椛side
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「……ごめん、椛。はっきり言うね。このままじゃ本当にすれ違っちゃうよ。……私の勘だけど、多分またユズ、消息絶とうとするよ。」


「……っ！！」


驚いて、窒息しそうなほど喉が圧迫される。

頭だけではなく視界まで白く見える気がする。

　

……なんで…？


柚燈がまた……、いなくなる……？

どういう…、こと……？



「……。多分、桜也が出かけたのはユズに会うためだと思う。……ずっと、ユズがここを出てったあともユズと桜也は連絡取ってたんだよ…。」

明かされる、新たな真実。



「で、何かユズが言って…、桜也が話をしようみたいなこと言ったんじゃない？多分だけどね。」

と言って口を閉ざした。