「旭陽は、澪音の初恋だもんね。」
ガシャンと大きな音が鳴り、3人一斉にリビングの父へと目を向ける。
そこには、落としたリモコンを動揺を隠せない様子で拾う父。
「そ、そうなのか…?旭陽くんが…初恋…」
「やだ、お父さん知らなかったの??」
ショックを隠せない父をさらに追い詰める母。
「えー、ごめんお父さん。気付いてると思ってた」
悪気なんて全くないように軽々しく謝る莉音ちゃん。
縋るようにこちらを見たお父さんに、私はどうするか悩みながらも、真実を告げる。
「実は、そうなんだ。」
はっきりと告げられた父は、ショックを隠さずに肩を落とす。
「あはは、お父さんウケる!可愛いじゃん」
「そうよね〜、娘の初恋なんて聞きなくないよね」
可笑しそうに笑う母子に、私も笑った。
吊られるように笑顔になる父もまた可笑しくて、今日も家族には明るい笑顔が溢れた。
ガシャンと大きな音が鳴り、3人一斉にリビングの父へと目を向ける。
そこには、落としたリモコンを動揺を隠せない様子で拾う父。
「そ、そうなのか…?旭陽くんが…初恋…」
「やだ、お父さん知らなかったの??」
ショックを隠せない父をさらに追い詰める母。
「えー、ごめんお父さん。気付いてると思ってた」
悪気なんて全くないように軽々しく謝る莉音ちゃん。
縋るようにこちらを見たお父さんに、私はどうするか悩みながらも、真実を告げる。
「実は、そうなんだ。」
はっきりと告げられた父は、ショックを隠さずに肩を落とす。
「あはは、お父さんウケる!可愛いじゃん」
「そうよね〜、娘の初恋なんて聞きなくないよね」
可笑しそうに笑う母子に、私も笑った。
吊られるように笑顔になる父もまた可笑しくて、今日も家族には明るい笑顔が溢れた。