チカに暖と水族館に行けることになったということを伝えると「よかったじゃん!」と自分のことのように喜んでくれた。
いい友達をもったなと思う。
けれどそれだけで終わる甘いチカではなかった。
じゃあまずはこれだね!とノートをとりだす。
何を始めるのかと思いきや大きく太い字でまたもや
無茶ぶりを言ってきた。
【冷をもっともっとかわいくして暖くんを落としちゃうぞ作戦!】
いぇーい、と呑気な顔をして無理難題をふっかけてくる。そもそも私はかわいくないし…と思うけれど確かにおしゃれはしていくべきなのではと考え始める。
きっと暖も私服でくるだろう。
それに暖はただでさえかっこよくて目立つのだ。
隣に私のような人を歩かせるのは申し訳ない。
暖に少しでも見合うようにならないと。
そう思った私は「チカお願い手伝って!」と言った。
そんな私にチカは声をわざと太くして「ふふん、いいだろう」とないはずの髭を撫でるような動作をしている。
チカはこういう変なところがあるが、結局こういうところが明るくて好きなのだ。
私服、水族館、二人きり……私はふとデートという
三文字を頭に思い浮かべるがすぐに取り消す。
我ながら浮かれているなと思う。
暖にはそんなつもりないだろうしこんなことを一方的に思うなんて勘違いも甚だしいところだ。
私は自分の雑念を振り払い、その後チカと買い物に行くことになった。
「よしこれ着てみて」
「次はこれ、あとこれも着けてみよっか」
そう言って次々に事を進めていくチカに圧倒させられてしまう。
いい友達をもったなと思う。
けれどそれだけで終わる甘いチカではなかった。
じゃあまずはこれだね!とノートをとりだす。
何を始めるのかと思いきや大きく太い字でまたもや
無茶ぶりを言ってきた。
【冷をもっともっとかわいくして暖くんを落としちゃうぞ作戦!】
いぇーい、と呑気な顔をして無理難題をふっかけてくる。そもそも私はかわいくないし…と思うけれど確かにおしゃれはしていくべきなのではと考え始める。
きっと暖も私服でくるだろう。
それに暖はただでさえかっこよくて目立つのだ。
隣に私のような人を歩かせるのは申し訳ない。
暖に少しでも見合うようにならないと。
そう思った私は「チカお願い手伝って!」と言った。
そんな私にチカは声をわざと太くして「ふふん、いいだろう」とないはずの髭を撫でるような動作をしている。
チカはこういう変なところがあるが、結局こういうところが明るくて好きなのだ。
私服、水族館、二人きり……私はふとデートという
三文字を頭に思い浮かべるがすぐに取り消す。
我ながら浮かれているなと思う。
暖にはそんなつもりないだろうしこんなことを一方的に思うなんて勘違いも甚だしいところだ。
私は自分の雑念を振り払い、その後チカと買い物に行くことになった。
「よしこれ着てみて」
「次はこれ、あとこれも着けてみよっか」
そう言って次々に事を進めていくチカに圧倒させられてしまう。