私たちはそのあと、まずクレープ屋さんに足を運んだ。
昔はよく放課後に二人でクレープを食べていたものだ。お互いの買ったものを一口分け合って、「やっぱりそっちの方がよかった」と奪い合いになったり。
「っ、ふはっ…」
過去のことを思い出してつい思い出し笑いをしてしまう。なんてばかなことをしていたんだ私たちは。
「え、冷急に笑いだしてどうしたの?!」とチカが
怪訝そうな顔で私を見つめている。
「なんでもないよ」と軽く返して私たちはクレープを買った。
私はいちご、そしてチカはチョコバナナだ。
チカが「そっち一口ちょうだい!私のもあげる」と言うので私のを一口あげると、チカがうーんと頭を抱えだす。
「やっぱりいちごにすれば良かったかも…!そっち美味しすぎない?!」
と目をキラキラさせて大袈裟に話している。
私はさっきのことを思い出し、やっぱりチカは変わらないなぁとまた笑いを抑えきれなくなる。
今度はさっきよりも全身を使って笑ってしまう。
今日は笑ってばっかりだ。
「ちょっと!冷またなに笑ってるの?」
チカはもう覚えていないかもしれないな、と思いながら私は前あったことを話した。
けれど返答は予想外で「あ!それ覚えてるよ」とチカも同じように笑いだした。
私だけが覚えていると思っていたけれどチカがちゃんと忘れないでいてくれていたことに喜んでしまう。
私前からずっとばかじゃんー、とケラケラと笑うチカを見ていると何だか思い出を共有できたことが嬉しくて弾んだ気分になった。
昔はよく放課後に二人でクレープを食べていたものだ。お互いの買ったものを一口分け合って、「やっぱりそっちの方がよかった」と奪い合いになったり。
「っ、ふはっ…」
過去のことを思い出してつい思い出し笑いをしてしまう。なんてばかなことをしていたんだ私たちは。
「え、冷急に笑いだしてどうしたの?!」とチカが
怪訝そうな顔で私を見つめている。
「なんでもないよ」と軽く返して私たちはクレープを買った。
私はいちご、そしてチカはチョコバナナだ。
チカが「そっち一口ちょうだい!私のもあげる」と言うので私のを一口あげると、チカがうーんと頭を抱えだす。
「やっぱりいちごにすれば良かったかも…!そっち美味しすぎない?!」
と目をキラキラさせて大袈裟に話している。
私はさっきのことを思い出し、やっぱりチカは変わらないなぁとまた笑いを抑えきれなくなる。
今度はさっきよりも全身を使って笑ってしまう。
今日は笑ってばっかりだ。
「ちょっと!冷またなに笑ってるの?」
チカはもう覚えていないかもしれないな、と思いながら私は前あったことを話した。
けれど返答は予想外で「あ!それ覚えてるよ」とチカも同じように笑いだした。
私だけが覚えていると思っていたけれどチカがちゃんと忘れないでいてくれていたことに喜んでしまう。
私前からずっとばかじゃんー、とケラケラと笑うチカを見ていると何だか思い出を共有できたことが嬉しくて弾んだ気分になった。