『死にたい』に対して『生きろ』なんて綺麗事、生きることを諦めた人には届かない。
そう思ったことは、誰しもあるだろう。
そんなとき、綺麗事を言うのではなく『明日はね……』と予言をする。
そうすれば、本人が死から遠ざかる。
この物語では2人が出会い、別れ際に必ずあまねが予言をした。
彼との夜の時間を楽しみになってきた彼女は、その予言すらも楽しみになり、自ずと生を諦めなくなっていた。
その展開が、素敵でした。
また、話の導入が自然でよかったです。
最後には予想外なオチが待っているので、ぜひ読んで欲しいです。