■物語の世界観:
中世ヨーロッパ風の世界観で、ダンジョンハンターたちが剣と魔法を使いながらモンスターと戦っている。
モンスターはダンジョン内にのみ存在し、地上には現れない。

ギフテッドと呼ばれる特殊能力(ギフト)を持った者たちだけがダンジョン踏破に挑むすることができる。
ギフトを所持しない人間はダンジョンの入り口で弾かれてしまう。

ギフトは生まれつき獲得される。ギフトの特性によって有利不利があり、不遇ギフトの持ち主はいつまで経っても強くなれないでいる。
強い者はどんどん強くなっていき、実力には格差が生まれている。

ダンジョンのモンスターからはアイテムが入手でき、アイテムにより自己を強化することができる。
ダンジョンアイテムは希少品で、地上では高価な値段で売買されている。
生まれつき裕福な家で生まれた者は、高価なアイテムを使うことで最初から強くなれる。

ダンジョンは複雑に入り組んでおり、地図なしでは攻略が不可能。地図情報も売買されている。
モンスターは決まった場所から生まれることが多い。
ダンジョンの特定の階層にはボスがいることがある。
ボスからはレアなアイテムがドロップするが、恐ろしい強さを誇る。

ダンジョンは複数人のパーティで攻略することが多い。
ファイター(戦士)やマジシャン(魔法使い)のギフトは数多くいるが、特殊なギフト持ちは希少。
重宝されるのは宝箱の罠を外したり、仲間の怪我を回復するサポーター。サポーターは直接戦闘には関わらない要員のこと。

戦闘要員とサポーターで6人から12人程度のパーティが多い。
あまり人数が多いとアイテムの分配で揉めるために、少人数でパーティを組む者もいる。
ごくまれに単身でダンジョンに挑む者もいる。

ハンターランクと言われるランクがある。ランクが高いほど強くなり、1上がるだけでも飛躍的に能力が向上する。ランクは自動的に数値が腕に刻まれる。

ダンジョンには知られていない領域があり、高ランクハンターたちだけが知っている。
裏ダンジョンと呼ばれ、表ダンジョンとは比較にならない難易度を誇る。

表ダンジョンのモンスターには必ず弱点があり、どんなに強いボスであっても弱点をつくことで低ランクでも討伐が可能。
主人公たちは謎のデバイスを手に入れ、表ダンジョンのすべての情報を得て、最下層に到達する。
その時、裏ダンジョンの存在と高ランカーたちの存在を知る。高ランカーたちは裏ダンジョンから『破滅の災厄』の出現を抑えていた。
裏ダンジョンを踏破しない限り、世界がダンジョンに呑まれてしまう運命だった。


◆主人公:ロイ・アルビナス 15歳、男性
デベロッパーという謎のギフトの持ち主。
デバイスの能力を高めるギフトだが、効力は不明。
戦闘要員としてもサポーターとしても役に立たないため、パーティメンバーが見つからないでいた。
人と話したり仲良くなったりするのが苦手で、特に女の子とはうまく話すことができない。
キューとだけは気兼ねなく話すことができる。

◆ヒロイン1:キュー・ミナリア 14歳、女性
トランスレーターというギフトの持ち主。
未知の言語を読んだり、モンスターと会話をする能力。
最終的にはあらゆる言語を翻訳できるようになる。
キューは主人公の幼馴染でもある。小柄で童顔。
本の虫で、知識欲が高い。いろいろなことを知ろうとしたり、調べようとする。
戦闘は好まないためサポーターになりたかったが、サポート役ができないために仕方なく前線で戦う。

◆ヒロイン2:ランナミア・アリーナ(通称ラン) 16歳、女性剣士
アクセラレイトというギフトの持ち主。
あらゆるものを加速するギフト。
主人公と出会うまでは単身でダンジョンに潜っていた。
仲間の動きを加速することもできるのだが、パーティメンバーが加速についていけなくなったため、パーティから外されていた。
12階層のボスに殺されそうになっていた時に主人公から助けられる。
ショートカットで剣士の格好をしている。主人公も最初は男性だと勘違いしていた。
無口でクールなキャラクター。人を信用しない性格。
ダンジョンで消息を絶った兄を探している。

◆謎のデバイス:フォン(AI搭載スマートフォン)
そのままでは真っ黒なただの平板。
魔力を供給することで駆動する。