「んっ……はっ!?」
どうやら掃除の途中で床にそのまま寝てしまったようだ。なぜか体の周りには気持ち悪い感触が残っているが、記憶には何も残っていない。
それだけ疲れて寝てしまったのだろう。
マリアにも心配だから掃除はやめて、休んで欲しいと頼まれてしまった。
そんな僕はこの間毛玉をテイムした空き地に向かう。
僕の手にはガチャコインが握られている。
猫と遊んだ後に偶然手に入れたガチャコインを使うのを忘れていた。
特にやることもなかった僕は、ガチャテイムをすることにしたのだ。
「いでよ、ガチャテイム!」
スキルを使うと、いつものように目の前に謎の物体が現れる。
「そういえば、ガチャテイムってスキル名だから君の名前ってガチャなの?」
テイムは魔物とかを手懐けることを言う。ならガチャって名前はこの謎の物体のことを指している。
話しても答えが返ってこないってことは息はしていないのだろう。
「じゃあ、今日もお願いします」
僕はガチャコインを入れると、取っ手をクルクルと回す。
さぁ、今回は何が出てくるのだろうか。
僕が隙間から出てくるのを待っていると、小さな茶色のモシャモシャが出てきた。
「あっ、猫さんだ」
すぐにそれがこの間もふもふした猫だと気づいた。だが、あの猫よりも小さく手の平サイズでポケットに入るぐらいだ。
――――――――――――――――――――
[ステータス]
【名前】 なし
【種族】 ハエトリグモ
【制限】 無制限
【筋力】 5
【耐久】 5
【敏捷】 100
【魔力】 55
【幸運】 78
【固有スキル】 アバタートランスミッション
――――――――――――――――――――
「あれ? 君って猫じゃ――」
『キュー!』
どこからか鳴き声が聞こえてきたと思ったらモススが目を光らせて急いで走ってきた。どこか怒っているのか、僕の足を何度も踏みつけている。
猫はモススにびっくりして、服の胸ポケットに隠れてしまった。
きっと掃除が終わって呼びに来たのに、どこにいるかわからなくて怒っているのだろう。
僕は優しくモスモスして、頭の上に乗せるとどうやら落ち着いてくれたようだ。
「こいつは新しく家族になったタマだよ!」
猫を飼う時の名前はすでに決まっている。あの野良猫もみんなからその名前で呼ばれていた。
――――――――――――――――――――
[ステータス]
【名前】 タマ
【種族】 猫(ハエトリグモ)
【制限】 無制限
【筋力】 5
【耐久】 5
【敏捷】 100
【魔力】 55
【幸運】 78
【固有スキル】 アバタートランスミッション
――――――――――――――――――――
【種族】の表記も猫になっているため、さっきのは見間違えたようだ。
タマをモススに見せると、タマは小さな手を上げて挨拶をしていた。
だが、恥ずかしがり屋なのかすぐにポケットに隠れてしまった。
「僕達は大家族だね。早くマリアに紹介しないと」
昔は一体もテイムしていなかったのに、気づいたらモスス、毛玉、タマとたくさんの家族が増えた。
早くマリアに紹介するために急いで部屋に戻る。
父さんと母さんと住んでいた時よりも大家族になったよ!
どうやら掃除の途中で床にそのまま寝てしまったようだ。なぜか体の周りには気持ち悪い感触が残っているが、記憶には何も残っていない。
それだけ疲れて寝てしまったのだろう。
マリアにも心配だから掃除はやめて、休んで欲しいと頼まれてしまった。
そんな僕はこの間毛玉をテイムした空き地に向かう。
僕の手にはガチャコインが握られている。
猫と遊んだ後に偶然手に入れたガチャコインを使うのを忘れていた。
特にやることもなかった僕は、ガチャテイムをすることにしたのだ。
「いでよ、ガチャテイム!」
スキルを使うと、いつものように目の前に謎の物体が現れる。
「そういえば、ガチャテイムってスキル名だから君の名前ってガチャなの?」
テイムは魔物とかを手懐けることを言う。ならガチャって名前はこの謎の物体のことを指している。
話しても答えが返ってこないってことは息はしていないのだろう。
「じゃあ、今日もお願いします」
僕はガチャコインを入れると、取っ手をクルクルと回す。
さぁ、今回は何が出てくるのだろうか。
僕が隙間から出てくるのを待っていると、小さな茶色のモシャモシャが出てきた。
「あっ、猫さんだ」
すぐにそれがこの間もふもふした猫だと気づいた。だが、あの猫よりも小さく手の平サイズでポケットに入るぐらいだ。
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[ステータス]
【名前】 なし
【種族】 ハエトリグモ
【制限】 無制限
【筋力】 5
【耐久】 5
【敏捷】 100
【魔力】 55
【幸運】 78
【固有スキル】 アバタートランスミッション
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「あれ? 君って猫じゃ――」
『キュー!』
どこからか鳴き声が聞こえてきたと思ったらモススが目を光らせて急いで走ってきた。どこか怒っているのか、僕の足を何度も踏みつけている。
猫はモススにびっくりして、服の胸ポケットに隠れてしまった。
きっと掃除が終わって呼びに来たのに、どこにいるかわからなくて怒っているのだろう。
僕は優しくモスモスして、頭の上に乗せるとどうやら落ち着いてくれたようだ。
「こいつは新しく家族になったタマだよ!」
猫を飼う時の名前はすでに決まっている。あの野良猫もみんなからその名前で呼ばれていた。
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[ステータス]
【名前】 タマ
【種族】 猫(ハエトリグモ)
【制限】 無制限
【筋力】 5
【耐久】 5
【敏捷】 100
【魔力】 55
【幸運】 78
【固有スキル】 アバタートランスミッション
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【種族】の表記も猫になっているため、さっきのは見間違えたようだ。
タマをモススに見せると、タマは小さな手を上げて挨拶をしていた。
だが、恥ずかしがり屋なのかすぐにポケットに隠れてしまった。
「僕達は大家族だね。早くマリアに紹介しないと」
昔は一体もテイムしていなかったのに、気づいたらモスス、毛玉、タマとたくさんの家族が増えた。
早くマリアに紹介するために急いで部屋に戻る。
父さんと母さんと住んでいた時よりも大家族になったよ!