今日も1日が始まる。1日と言っても、もうすぐで夕日は沈みかけてしまいそうなのだが...
夜中から、隆ちゃんが姿を現すことはなかった。
私が眠っていただけで、もしかしたら来ていたかも知れないが、別れた感じからしてそれはなさそうだ。
険悪とまではいかないが、よくはない雰囲気で終わってしまった。
1年ぶりの再会だったというのに、ほんとに後悔ばかりが募る。
隆ちゃんがどんな想いで私に会いに来てくれたかはわからない。
ただ彼が私のことを強く想ってくれていたことだけは、行動を見て感じられた。
「・・・ごめんね。隆ちゃん」
起床して、第一声が謝罪の言葉だったのは1年ぶり。1年前はほぼ毎日が謝罪の言葉が1日の始まりだった。
彼が亡くなったことへの謝罪。私のせいで、彼が亡くなったことへの後悔。全てが私を苦しめた。
会いたい。隆ちゃんに会って、謝りたい。隆ちゃんが生かしてくれた命なのに、これでは隆ちゃんの死を否定しているようなものだと今更ながら気づいた。
「どうしたら、隆ちゃんに会えるんだろう」
隆ちゃんは、私に会いにくることはできても、私が隆ちゃんに会いにいくことはほぼ不可能に近い。
彼がどこにいるのかわからない上に、世界中で彼の存在を目視できるのは私だけ。
誰かに目撃情報を募ったところで、出てくるはずがない。
結論からすると、私はただ待っていることしかできないのだ。隆ちゃんが私の元に訪れるのをじっと待つことしか。
彼を待っている一分一秒でさえ、今は時間が惜しい。
先ほどから私の視界には、時計ばかりがチラついてしまう。彼が私の元に姿を現したのは、確か真夜中だった。
もし、もう一度現れるとしたら今日の真夜中だろう。勝手な憶測で、期待をしてしまう。
「あぁ、早く夜にならないかなぁ〜」
胸に手を当て、チッチッチと時を刻む針と共鳴するかのように、私の心臓も同じリズムを刻んでいる。
時計の針は、先ほどからまだ1分しか経過していなかった。
焦る気持ちの私とは裏腹に、時間はゆっくりと時を重ねていた。
夜中から、隆ちゃんが姿を現すことはなかった。
私が眠っていただけで、もしかしたら来ていたかも知れないが、別れた感じからしてそれはなさそうだ。
険悪とまではいかないが、よくはない雰囲気で終わってしまった。
1年ぶりの再会だったというのに、ほんとに後悔ばかりが募る。
隆ちゃんがどんな想いで私に会いに来てくれたかはわからない。
ただ彼が私のことを強く想ってくれていたことだけは、行動を見て感じられた。
「・・・ごめんね。隆ちゃん」
起床して、第一声が謝罪の言葉だったのは1年ぶり。1年前はほぼ毎日が謝罪の言葉が1日の始まりだった。
彼が亡くなったことへの謝罪。私のせいで、彼が亡くなったことへの後悔。全てが私を苦しめた。
会いたい。隆ちゃんに会って、謝りたい。隆ちゃんが生かしてくれた命なのに、これでは隆ちゃんの死を否定しているようなものだと今更ながら気づいた。
「どうしたら、隆ちゃんに会えるんだろう」
隆ちゃんは、私に会いにくることはできても、私が隆ちゃんに会いにいくことはほぼ不可能に近い。
彼がどこにいるのかわからない上に、世界中で彼の存在を目視できるのは私だけ。
誰かに目撃情報を募ったところで、出てくるはずがない。
結論からすると、私はただ待っていることしかできないのだ。隆ちゃんが私の元に訪れるのをじっと待つことしか。
彼を待っている一分一秒でさえ、今は時間が惜しい。
先ほどから私の視界には、時計ばかりがチラついてしまう。彼が私の元に姿を現したのは、確か真夜中だった。
もし、もう一度現れるとしたら今日の真夜中だろう。勝手な憶測で、期待をしてしまう。
「あぁ、早く夜にならないかなぁ〜」
胸に手を当て、チッチッチと時を刻む針と共鳴するかのように、私の心臓も同じリズムを刻んでいる。
時計の針は、先ほどからまだ1分しか経過していなかった。
焦る気持ちの私とは裏腹に、時間はゆっくりと時を重ねていた。