- 作品番号
- 1713338
- 最終更新
- 2023/12/19
- 総文字数
- 9,352
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 25
- ランクイン履歴
-
総合34位(2023/12/26)
青春・恋愛15位(2023/12/26)
彼女と共にする、最後の数分間。
殺風景な病室で、僕は彼女と言葉を交わし、空間を感じる。
余命一年の彼女が、抱き続けていた心の奥底の感情。
迫る時間の中で、愛するために時を刻む。
今作は百人一首に含まれている短歌を新釈し、現代の切ない恋愛物語として描きました。
告げられていなくても、誰しもが抱えている余命。
限られた時間の中で、誰かの愛を知る感覚が読んだ方の心に届きますように。
殺風景な病室で、僕は彼女と言葉を交わし、空間を感じる。
余命一年の彼女が、抱き続けていた心の奥底の感情。
迫る時間の中で、愛するために時を刻む。
今作は百人一首に含まれている短歌を新釈し、現代の切ない恋愛物語として描きました。
告げられていなくても、誰しもが抱えている余命。
限られた時間の中で、誰かの愛を知る感覚が読んだ方の心に届きますように。
- あらすじ
- 僕は知らなかった、君が本当に抱えていた気持ちのひとつも。
それでも確かにあった存在と愛が、失われることなく続いていきますように。
この作品の感想ノート
余命僅かな少女と、彼女を支える少年。冒頭から千紗の運命が決まっており、彼女の理不尽な人生に胸が苦しくなりました。しかし、長くは生きられない、とわかっていても隣にいてくれる春弥は千紗の生き甲斐とも言えるでしょう。最後の病室で交わす言葉はとても切なく辛いものでした。
ラスト、千紗が呟いた言葉には生きたいのに生きられないもどかしさが含まれており、胸が震える思いがありました。春弥はきっと、千紗との思い出を、彼女が遺した言葉を忘れることはないでしょう。
素敵な物語をありがとうございました☺️
葉名月 乃夜さん
2023/12/20 08:09
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