そんな可愛くない自分の写真を送ってしまったことを後悔した。
遥陽さんは可愛いって褒めてくれたけど……そんなのお世辞でしかないじゃん?
気を遣わせてしまったなと思った。
一方で遥陽さんから送られてきた写真はというと……。友達と一緒に楽しそうに笑っている写真だった。
サラサラなストレートな黒髪、シュッとした顔立ち、ちょこんとのったピンク色のくちびる。
写真を見て、かっこいいと思ってしまうのは必然的だった。だってこんな写真でもかっこよく見えるなんてズルくない?
きっと女子がほっとかないようなレベルの顔面偏差値だ。なのに……なんで遥陽さん見たいなかっこいい人が私なんかとメッセージのやり取りをしてるんだろう……。
なんて写真を見ながらぐるぐると自己嫌悪に陥ってしまった。
スマホと睨めっこをしていると遥陽さんからメッセージが届いた。