「お〜い。蓮君や。朝から勉強だなんて真面目だね〜」
朝から騒がしい声だなと思いながら、声のした方を見る。僕の友達 "青山 葵"が居た。
「今年で高校2年生。テストも近いし、勉強しておかないといけないじゃん?」
「いや〜まだテストがあるっていっても1ヶ月あるんだしさ、わいわいしてた方がいいじゃん。」
そういって、話しかけてくる葵。正直なところ、めんどくさいと思っている。勉強してる時くらい集中させて欲しい。そうも思いつつ、僕は仕方なく会話をする。
「お前そう言って2週間前も勉強しないじゃん。」
「今年からはするわ!」
いつも聞いてますよ〜と返事をし、勉強に戻ろうとする。