「ここは……?」
神樹の里へ帰り着いてすぐ、歌姫様が発した言葉は疑問の言葉でした。
天空高くそびえ立つ巨木がある大草原。
ところどころに花畑や森があるとはいえ、ほとんど見渡す限りがなにもないのですから不思議でしょう。
……というか、僕も意識していなかったのですが神樹の里、広くなってませんかね?
『お帰り、シント、リン。そちらが話にあった歌姫ね。そっちの小さな女の子は?』
「えっ!? 女の方!? どこから!?」
『ああ、驚かせてしまったわね。ここにいるみんなは私の存在に慣れているし、シントもリンも私のことはよく知っているものだからつい』
「ついじゃありませんよ、メイヤ。いきなり現れては驚かせます」
『でも、新鮮な反応だったわ。ここに来るのは幻獣や精霊、妖精ばかり。私のことは見ただけで聖霊だってばれてしまうもの。シント、たまには少しくらいお茶目を許しなさいな』
「え? 聖霊様?」
『ええ。この神域〝神樹の里〟の管理人、メイヤよ。よろしくね、歌姫さん?』
「リ、リン。このお方は本当に聖霊様なのですか?」
「そうです。メイヤ様はあちらの神樹に宿っている聖霊様です」
「そ、それは気付かずに大変ご無礼な真似を! 私はガインの森で歌姫と呼ばれていた者。この子はまだなにも役職を与えられておりません」
『役職を与えられていない? あなたの名前は?』
「私たちエンシェントエルフには名前がありません。役職を与えられ、その役職名でのみ呼ばれるのです。名を与えると存在が穢れてしまうと。名を名乗れない無礼、平にご容赦を」
『その程度、無礼だとは感じないけれど……ツリーハウス、この子たちはエレメンタルエルフで合っているわよね?』
メイヤの呼びかけでドライアドのツリーハウスも姿を現しました。
それを見て歌姫様は更に恐縮してしまいましたが。
『間違いなくエレメンタルエルフです。それにしても、いまのエルフは伝承もめちゃくちゃですね。エレメンタルエルフに名を与えないなどと。昔のエルフはドライアドとも共生しともに森で暮らしていたのに、いつの頃からか森の一部を魔法で隔離して自分たちの都合のいいように改変、更にエレメンタルエルフに名を与えず同族であるはずのサードエルフを兵器扱いとは』
「エレメンタルエルフ? ドライアド様、なんのことでしょう?」
『ああ、そこから説明してあげないといけませんね。まず、私の名前ですが契約主であるリンから〝ツリーハウス〟を与えられていますのでそちらでお呼びください』
「わ、わかりました。ツリーハウス様」
『次にエレメンタルエルフのことですが、あなた方のようなエンシェントエルフの正式な種族名です。ハイエルフ同士の子供の中で一部のみ生まれる特別な存在。その性質はエルフ種ではなく精霊のそれに近いもの。精霊との違いは食物を食べないと餓死することでしょうか』
「あ、あの、私もこの子もそのエレメンタルエルフだと?」
『はい、間違いありません。ですが、歌姫ですか。あなたはすぐにでも誰かと契約して歪みを正さねばなりませんね。そちらの幼子は問題ありませんが、あなたの方は長年生きてきた上での歪みが酷い状況になっています。すぐにでも契約をして歪みを正さねばあと数年の命でしょう』
「あと数年……私が死ぬのは構いません。ですが、この子は……」
歌姫様は覚悟が決まっているようです。
でも、それではいけないでしょう。
確実な延命手段があるなら延命してもらわねば。
「失礼ですが歌姫様。歌姫様にも生き残ってもらわないと困ります。その子供を育てるにも私たちでは経験がありません。歌姫様にもお手伝いいただきたいです。なにより、私が歌姫様には生き残ってもらいたいんです」
「リン……そうですよね。生き残れる方法があるのなら、それを望むべきでしょう。私も生きることから逃げてしまうところでした。申し訳ありません」
「いえ、歌姫様が謝ることでは……」
『さて、歌姫が生き残ることも決まったようね。その手段は精霊としての契約。リン、あなたが歌姫と契約する?』
「えぇ!? そんな恐れ多いことできません!! 憧れの歌姫様の契約主になるだなんて!!」
「そうですか……リンはだめですか」
歌姫様はわかりやすく落ち込んでしまいました。
リンと契約したかったんでしょうね。
ツリーハウスがリンと契約していると話している以上、歌姫様もリンと契約できるはずなのですから。
『リン、どうしてもだめなの? 歌姫はあなたがご希望のようよ?』
「うぅ……ごめんなさい、歌姫様。あなたの契約主はあまりにも恐れ多いです。申し訳ありませんがシントと契約してください」
「……わかりました。シント様と契約いたします。その代わり、リンは私とお友達になってください」
「えぇ!?」
「それくらいはいいじゃないですか。それも嫌ですか?」
「いえ、滅相もない! 私なんかでよければ!!」
「では決まりです。シント様、契約をお願いいたします」
「はい。名前はなんと?」
「……名前。私が名前を持つなど考えたこともありませんでした。シント様やリンはなにかいい案がありませんか?」
「すみません、僕にはありませんね」
「……申し訳ありません、歌姫様。私にも」
「うーん、単純に『歌姫』でもいいですよ?」
さすがにその名前は避けたいところです。
でもいい名前が浮かび上がりません……。
『それなら〝ディーヴァ〟と言うのはどう? 古語の『歌姫』なのだけど』
「いいですね、メイヤ様!」
「それがいいでしょう。歌姫様も構いませんか?」
「はい。よろしくお願いいたします」
名前も決まったところで契約術を使い歌姫様と契約を結びます。
そして、彼女には約束通り〝ディーヴァ〟の名を与えました。
「……体が軽い。いままでは気だるさや全身の痛みを感じていたのに」
『それだけあなたが純粋な精霊から遠ざかっていたということよ。さて、残るはその子なのだけど……そちらもシントが契約する?』
「それはその子に聞いてみましょう。君は僕とそちらのお姉ちゃん、どちらからお名前をもらいたいですか?」
「えっと……そっちのお姉ちゃん! 歌姫様のお友達になるって聞いたから!」
「だそうですよ、リン。今回は逃げませんよね?」
「うう……緊張するけど私が契約する。でも、どんな名前がいいんだろう?」
「それもそうですね。あなたはどんなお名前がいいですか?」
「歌姫様みたいなお名前がほしい! 私もお歌を歌いたいの!」
「歌……歌にまつわる名前……メイヤ様」
『すぐに私を頼らない。まあ、今回は許してあげましょう。〝ミンストレル〟と言うのはどうかしら? 同じく古語で吟遊詩人よ』
「〝ミンストレル〟……あなたはこのお名前でいい?」
「うん!」
「じゃあ、契約するね」
リンからも契約の魔力が放たれ女の子との契約に成功、彼女は〝ミンストレル〟になりました。
「今日からよろしくお願いいたします。シント様、リン」
「よろしくね、お兄ちゃん、お姉ちゃん」
「こちらこそよろしく。ディーヴァ、ミンストレル」
「はい。よろしくお願いします、ディーヴァ様、ミンストレルちゃん」
『話は終わったわね。夕食用の果実を作っておいたわ。まずはそれを食べなさい。ディーヴァとミンストレルはここで暮らす限り果実以外の食料がないけれど大丈夫?』
「はい。わがままは申しません」
「美味しい果物食べられる?」
『ええ、毎日美味しい果物を食べさせてあげますよ。夕食が終わったら彼女たちの家造りですね。場所もそうですがどのような家がいいかも決めないと』
「ご迷惑でなければ木の家がいいです。エルフとして長年暮らしていたため、木に囲まれていた方が落ち着くもので……」
『それならば私が家を建ててあげましょう。場所は……シントとリンの家からあまり離れていないところにしましょうか』
「よろしいのですか? ツリーハウス様?」
『たいした手間ではないもの。ただ、寝具をすぐには用意できないから今日は諦めてね。明日には服や靴と一緒にベッドなども届くはずだから』
「構わないのですが……明日?」
『ええ、明日よ。それと、神樹の里には温泉も湧いているけどどうしたものかしら? ヴォルケーノボムとマインに頼んでふたり用の温泉を新しく作ってもらうべき? どうなさいますか、メイヤ様』
『そうした方がいいでしょうね。一緒に入るとなるとリンが嫉妬するでしょうし』
「私が嫉妬?」
『じゃあ、聞くけれど。リン、あなたシントとディーヴァが一緒に温泉に入っても我慢できる?』
「……ディーヴァ様なのに嫌な感じがします」
『それが嫉妬なのよ。そういうわけだから、今日は時間を分けて温泉につかりなさい。明日はヴォルケーノボムとマインに新しい温泉を作ってもらいましょう』
「……そうしてください。なんだかモヤモヤする」
『かわいい子ね、リンは』
今日はディーヴァたちの家を造ってもらい、その中に仮のベッドを創造魔法で作っておきました。
テイラーメイドのベッドよりも寝心地は悪いでしょうが1日待てば新しいベッドができてくるでしょうし、我慢してもらいましょう。
温泉にも時間を分けて入ってもらいましたが、なかなか出てくる様子がないので心配になりリンに様子を見に行ってもらうとディーヴァもミンストレルも温泉の中で眠っていたそうです。
なんでも気持ちよくて眠ってしまったのだとか。
明日以降はディーヴァたち専用の温泉もできますし、入っている途中で寝てしまわないようにだけ注意しないと。
ともかく、歌姫ディーヴァとその見習いミンストレルが新しい住人として加わりまた神樹の里が賑やかになりそうです。
〝王都〟の〝狩り〟が不安ですが……こればかりは受け身になってしまうのでどうしようもありませんね。
あちらの狙いがわからないのでなんとも言い難いですが、なにか手を打ちたいところです。
神樹の里へ帰り着いてすぐ、歌姫様が発した言葉は疑問の言葉でした。
天空高くそびえ立つ巨木がある大草原。
ところどころに花畑や森があるとはいえ、ほとんど見渡す限りがなにもないのですから不思議でしょう。
……というか、僕も意識していなかったのですが神樹の里、広くなってませんかね?
『お帰り、シント、リン。そちらが話にあった歌姫ね。そっちの小さな女の子は?』
「えっ!? 女の方!? どこから!?」
『ああ、驚かせてしまったわね。ここにいるみんなは私の存在に慣れているし、シントもリンも私のことはよく知っているものだからつい』
「ついじゃありませんよ、メイヤ。いきなり現れては驚かせます」
『でも、新鮮な反応だったわ。ここに来るのは幻獣や精霊、妖精ばかり。私のことは見ただけで聖霊だってばれてしまうもの。シント、たまには少しくらいお茶目を許しなさいな』
「え? 聖霊様?」
『ええ。この神域〝神樹の里〟の管理人、メイヤよ。よろしくね、歌姫さん?』
「リ、リン。このお方は本当に聖霊様なのですか?」
「そうです。メイヤ様はあちらの神樹に宿っている聖霊様です」
「そ、それは気付かずに大変ご無礼な真似を! 私はガインの森で歌姫と呼ばれていた者。この子はまだなにも役職を与えられておりません」
『役職を与えられていない? あなたの名前は?』
「私たちエンシェントエルフには名前がありません。役職を与えられ、その役職名でのみ呼ばれるのです。名を与えると存在が穢れてしまうと。名を名乗れない無礼、平にご容赦を」
『その程度、無礼だとは感じないけれど……ツリーハウス、この子たちはエレメンタルエルフで合っているわよね?』
メイヤの呼びかけでドライアドのツリーハウスも姿を現しました。
それを見て歌姫様は更に恐縮してしまいましたが。
『間違いなくエレメンタルエルフです。それにしても、いまのエルフは伝承もめちゃくちゃですね。エレメンタルエルフに名を与えないなどと。昔のエルフはドライアドとも共生しともに森で暮らしていたのに、いつの頃からか森の一部を魔法で隔離して自分たちの都合のいいように改変、更にエレメンタルエルフに名を与えず同族であるはずのサードエルフを兵器扱いとは』
「エレメンタルエルフ? ドライアド様、なんのことでしょう?」
『ああ、そこから説明してあげないといけませんね。まず、私の名前ですが契約主であるリンから〝ツリーハウス〟を与えられていますのでそちらでお呼びください』
「わ、わかりました。ツリーハウス様」
『次にエレメンタルエルフのことですが、あなた方のようなエンシェントエルフの正式な種族名です。ハイエルフ同士の子供の中で一部のみ生まれる特別な存在。その性質はエルフ種ではなく精霊のそれに近いもの。精霊との違いは食物を食べないと餓死することでしょうか』
「あ、あの、私もこの子もそのエレメンタルエルフだと?」
『はい、間違いありません。ですが、歌姫ですか。あなたはすぐにでも誰かと契約して歪みを正さねばなりませんね。そちらの幼子は問題ありませんが、あなたの方は長年生きてきた上での歪みが酷い状況になっています。すぐにでも契約をして歪みを正さねばあと数年の命でしょう』
「あと数年……私が死ぬのは構いません。ですが、この子は……」
歌姫様は覚悟が決まっているようです。
でも、それではいけないでしょう。
確実な延命手段があるなら延命してもらわねば。
「失礼ですが歌姫様。歌姫様にも生き残ってもらわないと困ります。その子供を育てるにも私たちでは経験がありません。歌姫様にもお手伝いいただきたいです。なにより、私が歌姫様には生き残ってもらいたいんです」
「リン……そうですよね。生き残れる方法があるのなら、それを望むべきでしょう。私も生きることから逃げてしまうところでした。申し訳ありません」
「いえ、歌姫様が謝ることでは……」
『さて、歌姫が生き残ることも決まったようね。その手段は精霊としての契約。リン、あなたが歌姫と契約する?』
「えぇ!? そんな恐れ多いことできません!! 憧れの歌姫様の契約主になるだなんて!!」
「そうですか……リンはだめですか」
歌姫様はわかりやすく落ち込んでしまいました。
リンと契約したかったんでしょうね。
ツリーハウスがリンと契約していると話している以上、歌姫様もリンと契約できるはずなのですから。
『リン、どうしてもだめなの? 歌姫はあなたがご希望のようよ?』
「うぅ……ごめんなさい、歌姫様。あなたの契約主はあまりにも恐れ多いです。申し訳ありませんがシントと契約してください」
「……わかりました。シント様と契約いたします。その代わり、リンは私とお友達になってください」
「えぇ!?」
「それくらいはいいじゃないですか。それも嫌ですか?」
「いえ、滅相もない! 私なんかでよければ!!」
「では決まりです。シント様、契約をお願いいたします」
「はい。名前はなんと?」
「……名前。私が名前を持つなど考えたこともありませんでした。シント様やリンはなにかいい案がありませんか?」
「すみません、僕にはありませんね」
「……申し訳ありません、歌姫様。私にも」
「うーん、単純に『歌姫』でもいいですよ?」
さすがにその名前は避けたいところです。
でもいい名前が浮かび上がりません……。
『それなら〝ディーヴァ〟と言うのはどう? 古語の『歌姫』なのだけど』
「いいですね、メイヤ様!」
「それがいいでしょう。歌姫様も構いませんか?」
「はい。よろしくお願いいたします」
名前も決まったところで契約術を使い歌姫様と契約を結びます。
そして、彼女には約束通り〝ディーヴァ〟の名を与えました。
「……体が軽い。いままでは気だるさや全身の痛みを感じていたのに」
『それだけあなたが純粋な精霊から遠ざかっていたということよ。さて、残るはその子なのだけど……そちらもシントが契約する?』
「それはその子に聞いてみましょう。君は僕とそちらのお姉ちゃん、どちらからお名前をもらいたいですか?」
「えっと……そっちのお姉ちゃん! 歌姫様のお友達になるって聞いたから!」
「だそうですよ、リン。今回は逃げませんよね?」
「うう……緊張するけど私が契約する。でも、どんな名前がいいんだろう?」
「それもそうですね。あなたはどんなお名前がいいですか?」
「歌姫様みたいなお名前がほしい! 私もお歌を歌いたいの!」
「歌……歌にまつわる名前……メイヤ様」
『すぐに私を頼らない。まあ、今回は許してあげましょう。〝ミンストレル〟と言うのはどうかしら? 同じく古語で吟遊詩人よ』
「〝ミンストレル〟……あなたはこのお名前でいい?」
「うん!」
「じゃあ、契約するね」
リンからも契約の魔力が放たれ女の子との契約に成功、彼女は〝ミンストレル〟になりました。
「今日からよろしくお願いいたします。シント様、リン」
「よろしくね、お兄ちゃん、お姉ちゃん」
「こちらこそよろしく。ディーヴァ、ミンストレル」
「はい。よろしくお願いします、ディーヴァ様、ミンストレルちゃん」
『話は終わったわね。夕食用の果実を作っておいたわ。まずはそれを食べなさい。ディーヴァとミンストレルはここで暮らす限り果実以外の食料がないけれど大丈夫?』
「はい。わがままは申しません」
「美味しい果物食べられる?」
『ええ、毎日美味しい果物を食べさせてあげますよ。夕食が終わったら彼女たちの家造りですね。場所もそうですがどのような家がいいかも決めないと』
「ご迷惑でなければ木の家がいいです。エルフとして長年暮らしていたため、木に囲まれていた方が落ち着くもので……」
『それならば私が家を建ててあげましょう。場所は……シントとリンの家からあまり離れていないところにしましょうか』
「よろしいのですか? ツリーハウス様?」
『たいした手間ではないもの。ただ、寝具をすぐには用意できないから今日は諦めてね。明日には服や靴と一緒にベッドなども届くはずだから』
「構わないのですが……明日?」
『ええ、明日よ。それと、神樹の里には温泉も湧いているけどどうしたものかしら? ヴォルケーノボムとマインに頼んでふたり用の温泉を新しく作ってもらうべき? どうなさいますか、メイヤ様』
『そうした方がいいでしょうね。一緒に入るとなるとリンが嫉妬するでしょうし』
「私が嫉妬?」
『じゃあ、聞くけれど。リン、あなたシントとディーヴァが一緒に温泉に入っても我慢できる?』
「……ディーヴァ様なのに嫌な感じがします」
『それが嫉妬なのよ。そういうわけだから、今日は時間を分けて温泉につかりなさい。明日はヴォルケーノボムとマインに新しい温泉を作ってもらいましょう』
「……そうしてください。なんだかモヤモヤする」
『かわいい子ね、リンは』
今日はディーヴァたちの家を造ってもらい、その中に仮のベッドを創造魔法で作っておきました。
テイラーメイドのベッドよりも寝心地は悪いでしょうが1日待てば新しいベッドができてくるでしょうし、我慢してもらいましょう。
温泉にも時間を分けて入ってもらいましたが、なかなか出てくる様子がないので心配になりリンに様子を見に行ってもらうとディーヴァもミンストレルも温泉の中で眠っていたそうです。
なんでも気持ちよくて眠ってしまったのだとか。
明日以降はディーヴァたち専用の温泉もできますし、入っている途中で寝てしまわないようにだけ注意しないと。
ともかく、歌姫ディーヴァとその見習いミンストレルが新しい住人として加わりまた神樹の里が賑やかになりそうです。
〝王都〟の〝狩り〟が不安ですが……こればかりは受け身になってしまうのでどうしようもありませんね。
あちらの狙いがわからないのでなんとも言い難いですが、なにか手を打ちたいところです。