手紙の内容は、さりげない生活感を漂わせており、まるで送り主が生きているかのような文章だ。死者から届いているという雰囲気を作り出しているわけでもないし、誰がなんの目的で行っているのかについては、見当もつかないでいる。
食器を洗っている間も、一服している間も、テレビ番組を流しつつ新聞を読み進めている間も考えたが、時間ばかり過ぎてしまい、何一手につかないまま正午の時間を迎えた。
柳生は煙草を吸った後、まずはやらなければならない手近な仕事に取りかかることにした。先日にあった取材の件の原稿に向かうと、いつの間にか文章を書くことに没頭して時間を忘れた。
書き起こした取材の原稿の最終チェックが終わり、身体がニコチンを強く欲していると自覚して集中力が切れたタイミングで、一本の電話が鳴った。
時間を確認してみると、既に夕刻近くだった。電話の相手は岡村で、こちらが電話に出てすぐ「今年も選考会やるんですよね、お土産とか期待しちゃってもいいんでしょうか」と開口一番に訊いてきた。
食器を洗っている間も、一服している間も、テレビ番組を流しつつ新聞を読み進めている間も考えたが、時間ばかり過ぎてしまい、何一手につかないまま正午の時間を迎えた。
柳生は煙草を吸った後、まずはやらなければならない手近な仕事に取りかかることにした。先日にあった取材の件の原稿に向かうと、いつの間にか文章を書くことに没頭して時間を忘れた。
書き起こした取材の原稿の最終チェックが終わり、身体がニコチンを強く欲していると自覚して集中力が切れたタイミングで、一本の電話が鳴った。
時間を確認してみると、既に夕刻近くだった。電話の相手は岡村で、こちらが電話に出てすぐ「今年も選考会やるんですよね、お土産とか期待しちゃってもいいんでしょうか」と開口一番に訊いてきた。


