二人が向かっている大きな葡萄農園は、南西方向にあった。途中、近くのコンビニでトイレ休憩をすませ、柳生は珈琲と煙草、岡村は炭酸ジュースとアイスクリームで移動の疲れを癒した。
長谷堂城跡を横目に目的地へと辿り着いた頃には、太陽は頭上に高く昇っていた。農園の主人を含む従業員五人が快く迎え、冷たい水をもらった後、広大な敷地にある葡萄園と加工品を販売している別館を紹介された。
葡萄の栽培にも、他の農作物同様に苦労が多々あるようで、柳生は出来る限り多く聞けるよう心掛けた。葡萄園の主人の話は、時には歴史を交えつつ専門的で、メモよりもテープレコーダーが役に立った。
下がっている房から一粒だけを取ってしまうと、そこから傷みが出てしまうので、葡萄狩りの際は一房ずつ取って食べてもらうのだそうだ。
取材を終えると農園の主人は、柳生と岡村に、それぞれ二房分の葡萄をプレゼントした。シャインマスカットと呼ばれる緑の葡萄は、皮ごと美味しく食べられるタイプで、日差し越しに覗くと、精霊の眼のような色合いが美しい。
長谷堂城跡を横目に目的地へと辿り着いた頃には、太陽は頭上に高く昇っていた。農園の主人を含む従業員五人が快く迎え、冷たい水をもらった後、広大な敷地にある葡萄園と加工品を販売している別館を紹介された。
葡萄の栽培にも、他の農作物同様に苦労が多々あるようで、柳生は出来る限り多く聞けるよう心掛けた。葡萄園の主人の話は、時には歴史を交えつつ専門的で、メモよりもテープレコーダーが役に立った。
下がっている房から一粒だけを取ってしまうと、そこから傷みが出てしまうので、葡萄狩りの際は一房ずつ取って食べてもらうのだそうだ。
取材を終えると農園の主人は、柳生と岡村に、それぞれ二房分の葡萄をプレゼントした。シャインマスカットと呼ばれる緑の葡萄は、皮ごと美味しく食べられるタイプで、日差し越しに覗くと、精霊の眼のような色合いが美しい。


