だけど、わたしは絶対に時計の針は止めたりしない。


さっちんといっしょに、さっちんの分まで――
わたしは生きる。



桜舞う4月の朝。


「いってきます!」


わたしは、玄関のドアを開けた。


この日わたしは、新たな人生にログインする。





『ロ グ イ ン』【完】