さっちんのお母さんがにこりと微笑む。
笑った顔は、さっちんそっくりだ。
「あの、幸歩さんに何度か連絡は取ったのですが…返事がなくて。でも、大事なイヤホンだと思うので、早く返したほうがいいかなと思いまして…」
「ごめんなさいね、バタバタしてて連絡が取れなかったんだと思うわ。幸歩、イヤホンの片方を失くしたって言ってずっと落ち込んでて。あなたが持ってくれていたのね、ありがとう」
「いえ…。本当なら、もっと早くに届けにきたほうがよかったですよね。…すみません」
「あなたが謝ることじゃないわ。幸歩もきっと喜ぶわ。どうぞ上がって」
「お…お邪魔します」
さっちんのお母さんは快く招き入れてくれた。
「幸歩〜!みのりちゃんがわざわざきてくれたわよ。あなたの失くしたイヤホンを届けに」
さっちんのお母さんはそう声をかけながら、部屋の奥へと入っていく。
笑った顔は、さっちんそっくりだ。
「あの、幸歩さんに何度か連絡は取ったのですが…返事がなくて。でも、大事なイヤホンだと思うので、早く返したほうがいいかなと思いまして…」
「ごめんなさいね、バタバタしてて連絡が取れなかったんだと思うわ。幸歩、イヤホンの片方を失くしたって言ってずっと落ち込んでて。あなたが持ってくれていたのね、ありがとう」
「いえ…。本当なら、もっと早くに届けにきたほうがよかったですよね。…すみません」
「あなたが謝ることじゃないわ。幸歩もきっと喜ぶわ。どうぞ上がって」
「お…お邪魔します」
さっちんのお母さんは快く招き入れてくれた。
「幸歩〜!みのりちゃんがわざわざきてくれたわよ。あなたの失くしたイヤホンを届けに」
さっちんのお母さんはそう声をかけながら、部屋の奥へと入っていく。