「うん、いってらっしゃい」

「いってきます!」


仕事へ行くお母さんを送り出し、わたしは2人分の朝ごはんの後片付けをする。

これがわたしの日課になっていた。


部屋のカーテンも開けて。

ほら、今日も大きな入道雲。


ふとスマホを見ると、もふもふタウンの通知が表示されていた。


【さっちんからDMが届いています】


わたしはその通知をタップすると、もふもふタウンを始めた。


わたしと同い年のさっちん。

だけど、DMは朝でも昼でも夜でもやり取りがある。


普通のコなら、学校に行っている時間帯でも。


だから、勝手に想像していた。


さっちんもわたしと同じなのかなと。

だから、話が合うのかなと。


そんなある日。

何気なく、さっちんのSNSのアカウントを見ていたときだ。