わたしは、ごくりとつばを呑んだ。


不登校になってから、友達はおろか、家族であるお母さんともまともに関わっていなかった。

SNSも退会したわたしは、久しくだれかと繋がるなんてことしていなかった。


このDMの中には、なにが書かれているのだろうか。


こわくてDMを開けられないわたしは、一旦アプリを落とした。


自分でも驚いた。

だれかと関わることに、こんなにも神経をすり減らすものかと。


その日は、もふもふタウンができなかった。

DMの通知が気になって。


しかし、ずっとDMのことが頭から離れなかった。


だから次の日、思いきってDMを開けてみることにした。


目をつむってからゆっくりと薄く開け、おぼつかない視界のまま、DMの通知マークをそっとタップする。


大丈夫。