- 作品番号
- 1708651
- 最終更新
- 2024/01/30
- 総文字数
- 8,349
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 11
- ランクイン履歴
-
総合40位(2023/10/15)
青春・恋愛8位(2023/10/14)
夏に痛み始めた心の古傷は、
秋の始まりになっても未だにズキズキする。
朝の少しだけ涼しくなった空気を吸っても、
忘れられない君は今、何をしていますか?
大学2年生の冬菜(ふゆな)は、ゼミで一緒の男の子の凪斗(なぎと)くんに夜の公園で悩みを打ち明けられたとき、
「今、誰になに言われても心に響かない」と言われたことを気にしていた。
冬菜は今まで生きてきた中で、本音で他人に何かを話すことができなくなってしまった。
その理由は昔から、周りに顔色をあわせるようにしてきたからだということを、自覚している。
心の底から親友と呼べる友達なんて、冬菜には存在しないし、
20歳になろうとしているのに、恋愛すら上手く踏み出せないままでいた。
だから、冬菜は今まで他人に干渉しないようにして過ごしてきた。
なのに、あの日、凪斗くんに言われたことが頭の中を離れなかった――。
この話は夜の公園で、お互いに傷ついた心を近づける話。
Xで公開した『棘のある君が忘れられない。』(23.9.3公開)詩を小説化しました。
※表紙イラスト/ノーコピーライトガール様(https://fromtheasia.com/illustration/nocopyrightgirl)
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