青空がどこまでも続いていると、どうしようもなく不安になる。
夕焼けが綺麗だと、胸が締め付けられるような気持ちになる。
それでも毎日、空は青くて。
日の出と夕日は12時間ごとに繰り返す。
青い空は天井のようで、閉じ込められているような気持ちになる。
青い空は海のようで、青い色の空気に溺れそうになる。
それでいて果てしなく続く青い空は、先が遠くなるようで、自分がとてつもなく小さな塵に思えるようで、自分の存在が危うくなるように感じる。
朝日も夕日も、
あまりにも美しすぎて、吸い込まれそうになる。
燃えるような水平線に恐怖を感じる。
昼間との表情との差にぞくりとする。
色鮮やかさに息が詰まる。
地球にいる限り一生変わらない。
だけど私は色のついた空がひどく苦手だ。