はっとし、目が覚めた月曜の朝。額にはじんわりと汗が滲んでいる。
「夢、か……」
ベッド傍のカーテンを開ければ、優しい光が窓から差し込む。あの日の夢を見るのは、これで何度目だろう。
ベッドを降りて、洗面所へ向かう。青ざめた顔に水をかけ、汗を流す。キュイと蛇口を止めてその顔を起こせば、鏡の中の自分と目が合った。
「あなたのせいだよ、胡都」
面前の彼女に強い眼差しでそう言われ、心臓がぎくりと跳ね上がる。秋宮くんの最期を鮮明に思い出してしまえば、吐き気を催しそうにだってなる。
「ご、ごめんなさ……」
ごめんなさいなんかでは済まされない。何故ならわたしは、人を殺してしまったのだから。
夏休みを終えて、今日から新学期。春以来久しぶりに羽織るブレザーに袖を通し、わたしは家を出た。
「夢、か……」
ベッド傍のカーテンを開ければ、優しい光が窓から差し込む。あの日の夢を見るのは、これで何度目だろう。
ベッドを降りて、洗面所へ向かう。青ざめた顔に水をかけ、汗を流す。キュイと蛇口を止めてその顔を起こせば、鏡の中の自分と目が合った。
「あなたのせいだよ、胡都」
面前の彼女に強い眼差しでそう言われ、心臓がぎくりと跳ね上がる。秋宮くんの最期を鮮明に思い出してしまえば、吐き気を催しそうにだってなる。
「ご、ごめんなさ……」
ごめんなさいなんかでは済まされない。何故ならわたしは、人を殺してしまったのだから。
夏休みを終えて、今日から新学期。春以来久しぶりに羽織るブレザーに袖を通し、わたしは家を出た。