転生してから3年が経った。
俺は、かなり成長していろんなことができるようになっていた。
例えば、言葉を容易に話せるようになり意思疎通がスムーズにできる。
人間の意思疎通手段が会話である以上、この成長はかなりありがたかった。
そして、魔法が扱えるようになったのが一番の楽しみだ。
俺の魔法は現在【神聖魔法】【蒼炎魔法】【氷獄魔法】の三つを扱える。
神聖魔法はまだ扱えていないが、その他の二つの魔法は大体使えるようになってきた。
魔法自体、扱う方法は簡単である。
最初の皇帝が難しいのだが、これさえできればあとは魔法が容易に使えるようになる。
まず、自身の魔力を感じることだ。
魔力は体の中を回遊魚のように巡っている。
それを捉えて、魔力を操作できたらあとは簡単だ。
使う魔法スキルのイメージを鮮明にし、魔力をそのイメージにあったものに変質させていく、そして体外に魔力を集めて解き放つ。
ざっと、こんな感じだ。
最初に使え出したのは一歳半を過ぎたあたりで、思いつきでやってみたら家を吹き飛ばしてしまったのはご愛嬌だ。
ちなみに、両親は王族のいた馬車を救ったとかでリゼラルア家は準男爵の貴族になった。
まぁ、急に暮らしが変わるわけではないけど。
「あ、いた!!アル!何をしてるんだ?」
背後からルアスが俺に飛びついてきた。
「何?兄ちゃん?」
「お父様が来いって」
「分かったよ」
ルアス兄ちゃんがそう言うので、俺は自室を出て、ルアス兄ちゃんと両親が待つリビングへ向かう。
そこにはテーブルに父様と母様がいた。
「おはようございます。父様母様」
「おはよう。朝食にも来なかったが何をしていたんだ??」
「すみません。魔法に夢中でした」
「おぉ。3歳で魔法を容易に扱い、言葉遣いも丁寧であるなんて」
「そうね。この子は凄まじい才能を持っていそうね」
と言って俺を褒めてくれる。
好きでやったことなのにこんなに褒めてくれるなんて、むず痒いな。
「今日はお前たちの鑑定をしようと思う」
「鑑定とはなんですか?」
マルスの言ったことに、ルアスが質問する。
「簡単に言ったら自分のステータスを見ることのできる事象と言えばいいか?とりあえずやってもらった方が早いか。ルアス。ここにある水晶に手を触れてステータス・オープンと言いなさい。そういえば自分のステータスを見られる。この水晶はその本人しか見られないステータスを映すためにあるんだ」
「はい。わかりました。ステータス・オープン」
すると、水晶からステータスが映し出される。
『 名前:ルアス・リゼラルア
称号:????????
身分:人族、准男爵家長男、平民
年齢:5歳
レベル:1
HP:5
魔力:1
力 :4
敏捷:2
耐久:3
特殊スキル:【剣術】Lv1 素質A・【火魔法】Lv1 素質B・【水魔法】Lv1 素質C・【風魔法】Lv1 素質B・【水魔法】Lv1 素質B 』
これを見た両親は騒ぎ出す。
「なっ!?ルアスは五大属性中土を除く四つの属性を扱えて、それに加えて剣術まで!?しかも素質が以上に高い!?これは王国騎士団団長も夢ではない!」
「そうね!!こうと決まれば家庭教師でも雇った方がいいのかしら?」
ルアスはよく分かってないらしいが大喜びしている両親を見て喜んでいる。
ちなみに素質という欄が見えると思うのだが、これは簡単に言ってしまえば才能だ。
例えば、剣術のスキルがなくても剣自体は扱えるが剣術スキル持ちと比べたら成長スピードも劣るし、攻撃の威力も弱まる。
「次はアルレルトだ。水晶に触れなさい」
「はい。ステータス・オープン」
『名前:アルレルト・リゼラルア
称号:??????????
身分:准男爵家次男、平民
状態:良好
年齢:3歳
レベル:1
HP :2
魔力 :??????
力 :1
敏捷 :1
耐久 :1
特殊スキル:【剣術】Lv1 素質A 【居合術】Lv1 素質A【火魔法】Lv1 素質S 【氷魔法】Lv1 素質S【神聖魔法】 Lv1素質S』
おや?見知らぬスキルがふえているぞ?とお思いのあなた。
これは俺が成長していく過程で自然と身についたものだ。
スキルは後天的にも習得可能との事らしい。
「アルレルトも凄まじい神童だなこれは、神聖魔法を使えると来た」
「そうね……、まさに神の子ね。ん?何かしら?魔力の項目がわからないわ」
「本当か??ふむ、不具合か?」
と、俺の両親は水晶を疑い出す。
俺はここで心当たりを両親に伝える。
「父様母様。僕にはまだスキルがあります」
「本当かい?」
「はい。固有スキルというものです」
「「固有スキル!!?」」
両親は2人揃って声を荒げて腰を抜かしていた。
そんな両親に俺は蒼炎魔法、氷獄魔法は話さずに無限について話した。
「ま、魔力量が無限……」
「それは………鑑定水晶が測定できないわけね」
この驚きよう、やはりというべきか、固有スキルを保持しているということはとんでもないことらしい。
今世は俺はどうやら天才のようだ。
「いいかいアルレルト」
「はい。父様」
「その固有スキルってのは絶対に他の人に見せたらダメだよ。どうなってしまうかわからないからね。信用できる人だけに見せるんだ」
「わかりました父様」
諭すようにマルスが言う。
俺はそれに大きく頷く。
自分の手札はあまり見せびらかさないようにしないとな。
俺は、かなり成長していろんなことができるようになっていた。
例えば、言葉を容易に話せるようになり意思疎通がスムーズにできる。
人間の意思疎通手段が会話である以上、この成長はかなりありがたかった。
そして、魔法が扱えるようになったのが一番の楽しみだ。
俺の魔法は現在【神聖魔法】【蒼炎魔法】【氷獄魔法】の三つを扱える。
神聖魔法はまだ扱えていないが、その他の二つの魔法は大体使えるようになってきた。
魔法自体、扱う方法は簡単である。
最初の皇帝が難しいのだが、これさえできればあとは魔法が容易に使えるようになる。
まず、自身の魔力を感じることだ。
魔力は体の中を回遊魚のように巡っている。
それを捉えて、魔力を操作できたらあとは簡単だ。
使う魔法スキルのイメージを鮮明にし、魔力をそのイメージにあったものに変質させていく、そして体外に魔力を集めて解き放つ。
ざっと、こんな感じだ。
最初に使え出したのは一歳半を過ぎたあたりで、思いつきでやってみたら家を吹き飛ばしてしまったのはご愛嬌だ。
ちなみに、両親は王族のいた馬車を救ったとかでリゼラルア家は準男爵の貴族になった。
まぁ、急に暮らしが変わるわけではないけど。
「あ、いた!!アル!何をしてるんだ?」
背後からルアスが俺に飛びついてきた。
「何?兄ちゃん?」
「お父様が来いって」
「分かったよ」
ルアス兄ちゃんがそう言うので、俺は自室を出て、ルアス兄ちゃんと両親が待つリビングへ向かう。
そこにはテーブルに父様と母様がいた。
「おはようございます。父様母様」
「おはよう。朝食にも来なかったが何をしていたんだ??」
「すみません。魔法に夢中でした」
「おぉ。3歳で魔法を容易に扱い、言葉遣いも丁寧であるなんて」
「そうね。この子は凄まじい才能を持っていそうね」
と言って俺を褒めてくれる。
好きでやったことなのにこんなに褒めてくれるなんて、むず痒いな。
「今日はお前たちの鑑定をしようと思う」
「鑑定とはなんですか?」
マルスの言ったことに、ルアスが質問する。
「簡単に言ったら自分のステータスを見ることのできる事象と言えばいいか?とりあえずやってもらった方が早いか。ルアス。ここにある水晶に手を触れてステータス・オープンと言いなさい。そういえば自分のステータスを見られる。この水晶はその本人しか見られないステータスを映すためにあるんだ」
「はい。わかりました。ステータス・オープン」
すると、水晶からステータスが映し出される。
『 名前:ルアス・リゼラルア
称号:????????
身分:人族、准男爵家長男、平民
年齢:5歳
レベル:1
HP:5
魔力:1
力 :4
敏捷:2
耐久:3
特殊スキル:【剣術】Lv1 素質A・【火魔法】Lv1 素質B・【水魔法】Lv1 素質C・【風魔法】Lv1 素質B・【水魔法】Lv1 素質B 』
これを見た両親は騒ぎ出す。
「なっ!?ルアスは五大属性中土を除く四つの属性を扱えて、それに加えて剣術まで!?しかも素質が以上に高い!?これは王国騎士団団長も夢ではない!」
「そうね!!こうと決まれば家庭教師でも雇った方がいいのかしら?」
ルアスはよく分かってないらしいが大喜びしている両親を見て喜んでいる。
ちなみに素質という欄が見えると思うのだが、これは簡単に言ってしまえば才能だ。
例えば、剣術のスキルがなくても剣自体は扱えるが剣術スキル持ちと比べたら成長スピードも劣るし、攻撃の威力も弱まる。
「次はアルレルトだ。水晶に触れなさい」
「はい。ステータス・オープン」
『名前:アルレルト・リゼラルア
称号:??????????
身分:准男爵家次男、平民
状態:良好
年齢:3歳
レベル:1
HP :2
魔力 :??????
力 :1
敏捷 :1
耐久 :1
特殊スキル:【剣術】Lv1 素質A 【居合術】Lv1 素質A【火魔法】Lv1 素質S 【氷魔法】Lv1 素質S【神聖魔法】 Lv1素質S』
おや?見知らぬスキルがふえているぞ?とお思いのあなた。
これは俺が成長していく過程で自然と身についたものだ。
スキルは後天的にも習得可能との事らしい。
「アルレルトも凄まじい神童だなこれは、神聖魔法を使えると来た」
「そうね……、まさに神の子ね。ん?何かしら?魔力の項目がわからないわ」
「本当か??ふむ、不具合か?」
と、俺の両親は水晶を疑い出す。
俺はここで心当たりを両親に伝える。
「父様母様。僕にはまだスキルがあります」
「本当かい?」
「はい。固有スキルというものです」
「「固有スキル!!?」」
両親は2人揃って声を荒げて腰を抜かしていた。
そんな両親に俺は蒼炎魔法、氷獄魔法は話さずに無限について話した。
「ま、魔力量が無限……」
「それは………鑑定水晶が測定できないわけね」
この驚きよう、やはりというべきか、固有スキルを保持しているということはとんでもないことらしい。
今世は俺はどうやら天才のようだ。
「いいかいアルレルト」
「はい。父様」
「その固有スキルってのは絶対に他の人に見せたらダメだよ。どうなってしまうかわからないからね。信用できる人だけに見せるんだ」
「わかりました父様」
諭すようにマルスが言う。
俺はそれに大きく頷く。
自分の手札はあまり見せびらかさないようにしないとな。