夕食後はすぐにお風呂に入るので、一番風呂をみきちゃんに譲り一人静かな部屋で想太にsnsで連絡を入れる。



『明日さ、休みだけれど何処かで会えたりしないかな?』



 すぐに既読が付き、返事が返ってくる。想太はもしかして暇人なのだろうかと一瞬頭によぎる。




『いいけど、どうした? 海から誘ってくるなんて、明日雪でも降るんじゃないか?』



 僕から誘うことはそんなにも珍しいことなのか?確かに思い返してみても、いつも想太からの誘いが圧倒的に多かったのを思い出し、申し訳ない気持ちになる。



 もう少し誘ってみようかな...程々に。



『あのさ、みきちゃんに告白しようと思って、相談に乗って欲しいんだ』



 またすぐに既読は付くがなかなか返事が返ってこない。もしかしたら迷惑だったのかと思い始めた所で、画面に想太からのメッセージの通知が出てきたので、急いでタップする。



『かーい! やっとか! 俺はものすごく嬉しいぞ!海が告白をしたいだなんて。それに俺を頼ってくれたことが嬉しすぎる!海の気持ちはよーくわかった。明日、駅前に十時に集合はどう?』



 ダメかと思っていたが、どうやら想太は僕からの相談が想像以上に嬉しかったみたい。よかったとホッと肩を撫で下ろす。



『わかった。それじゃまた明日ね』



 その後は想太から誰でも知っているようなアニメのキャラクターのスタンプが送られてきて会話は終了した。