"ガチャ”扉から顔を覗かせる一花。ちょうど僕らも話し終えたタイミングだったので少し驚いてしまう。想太も同じだったらしく目が大きく見開かれていた。
「終わったよ! 二人とも早く見たいんでしょ!」
ニヤニヤしながら顔を覗かせて勿体ぶってくる一花に"早く見してくれ"と願う。
「早く見せろって顔してるね。それじゃお待ちかね、希美ちゃんおいで・・・」
一花の後ろから恥ずかしそうに、顔を隠しながら部屋に入ってくる彼女。その様子だけで可愛らしくて、だらしなく垂れ下がった頬の肉が戻らなくなってしまいそう。
「ほら、希美ちゃん恥ずかしがらずに見せてあげな!」
ゆっくりと顔を隠している手が下へと降りていく。
「・・・」
「・・・」
「何黙ってんの、二人とも感想は?」
一花がそんなことを聞いてくるが、言葉が全く出てこない。目の前にいる人が芸能人やモデルに負けてないほどの容姿すぎて絶句してしまう。
きっと隣にいる想太も同じことを考えているに違いない。その証拠に普段うるさい想太が、今だけは一言も話さず静かにしている。
正直ここまでとは予想していなかったので、却って反応に困ってしまう。
「あ、あの海・・・何か言ってよ・・・恥ずかしくて死んじゃいそうだよ〜」
"ドクンッ"心臓が大きく僕の体の中で鳴り響く。可愛い...本能的に彼女に恋をしてしまっているのだろう。
これでは幾つ心臓があっても、耐えることができないかもしれない。現に僕の心臓は破裂しそうだ。
「え、えっと。か、可愛すぎます・・・」
「え! 可愛い・・・? 本当に!?」
「う、うん・・・今まで見てきた誰よりも・・・」
「えー、やった! いっちゃん! 可愛いだって!!!」
「よかったね。ま、当然よね。だって、元々抜群で可愛いからね!」
「希美、お前学校では絶対に化粧するなよ・・・絶対だからな!」
「え、ダメなの?せっかく可愛いって言ってもらえたのに」
「だめだ、他の男が寄ってくるし、何より・・・悲しむぞ」
ちらっと彼女が僕の方を見たので僕も彼女の目を見つめる。
「そ、それはダメだね・・・」
その場にいる誰もが瞬時に理解したようだったけれど、僕はいまいちピンとこなかった。
「終わったよ! 二人とも早く見たいんでしょ!」
ニヤニヤしながら顔を覗かせて勿体ぶってくる一花に"早く見してくれ"と願う。
「早く見せろって顔してるね。それじゃお待ちかね、希美ちゃんおいで・・・」
一花の後ろから恥ずかしそうに、顔を隠しながら部屋に入ってくる彼女。その様子だけで可愛らしくて、だらしなく垂れ下がった頬の肉が戻らなくなってしまいそう。
「ほら、希美ちゃん恥ずかしがらずに見せてあげな!」
ゆっくりと顔を隠している手が下へと降りていく。
「・・・」
「・・・」
「何黙ってんの、二人とも感想は?」
一花がそんなことを聞いてくるが、言葉が全く出てこない。目の前にいる人が芸能人やモデルに負けてないほどの容姿すぎて絶句してしまう。
きっと隣にいる想太も同じことを考えているに違いない。その証拠に普段うるさい想太が、今だけは一言も話さず静かにしている。
正直ここまでとは予想していなかったので、却って反応に困ってしまう。
「あ、あの海・・・何か言ってよ・・・恥ずかしくて死んじゃいそうだよ〜」
"ドクンッ"心臓が大きく僕の体の中で鳴り響く。可愛い...本能的に彼女に恋をしてしまっているのだろう。
これでは幾つ心臓があっても、耐えることができないかもしれない。現に僕の心臓は破裂しそうだ。
「え、えっと。か、可愛すぎます・・・」
「え! 可愛い・・・? 本当に!?」
「う、うん・・・今まで見てきた誰よりも・・・」
「えー、やった! いっちゃん! 可愛いだって!!!」
「よかったね。ま、当然よね。だって、元々抜群で可愛いからね!」
「希美、お前学校では絶対に化粧するなよ・・・絶対だからな!」
「え、ダメなの?せっかく可愛いって言ってもらえたのに」
「だめだ、他の男が寄ってくるし、何より・・・悲しむぞ」
ちらっと彼女が僕の方を見たので僕も彼女の目を見つめる。
「そ、それはダメだね・・・」
その場にいる誰もが瞬時に理解したようだったけれど、僕はいまいちピンとこなかった。