実家を出る前と出た後では、出会う人のタイプが一新された。というか、いい意味で「見る目が変わった」と言ってもいい。
今までと大きく違う点は、相手に対し「自立しているか」「生活力があるか」というところに重点を置いて見るようになっていたことだ。
これまでは「36歳、地元の国立大学医学部卒、町会議員兼塾講師、年収700万、実家暮らしです」の人にも何の疑問も持たず「へぇ、国立大学医学部卒で議員やりながら塾の先生もやって頭良いんだ。すげー」とか思っていた。でも、今なら「ずっと実家を出ずに親元にいるのは何故?介護とか?議員と塾の講師ってやってることはすごいけど、そもそも医学部卒で何故その道に行った?結局何がしたいんだろう?まさか、親の言いなり?いい大学行っていい就職して、とかいう。ああ、そういう親だったらめんどくさそうだな。仮にこの人自身は良くても、その親からの圧がすごくて嫌になるパターン?てか、議員ってことは選挙とか、そのための応援演説とかあるんかな?ますますめんどくさいかも。うん、一度食事行って実際に話聞いてみて無理そうなら次行こ」くらい分析する。効率的に出会うのは味気ないかと思えば、実はそうでもない。婚活パーティーは、数秒間で相手の情報を見て話題をふらないと時間切れ〜で中途半端なやりとりになることが多かったから、私は事前に相手の情報をある程度しっかり頭に入れてから臨めるマッチングアプリのほうが安心感があったし、良くも悪くも「写真と印象違う」というのも新鮮で面白かった。自身の婚活健忘録のネタにちょうどいいわとネタ帳を作っていた時期もあった。
ちなみに、私の使っていたアプリは、「ゼ○シィ縁結び」「ブ○イダルネット」「P○ARS」だ。この中なら、私は断然P○ARSをおすすめする。なぜなら、私はここで夫と出会ったからだ。ある程度お金を出せばいい縁がある。これは半分正解。私も一時期有料会員として活動した。ただし、期間限定。婚活は期限を決めてやらないと、「常連化」する。ひとたび常連化してしまうと、「またこいつか」と見向きもされなくなる。何事も「新鮮味」は大事だ。
次は私が実際に会った人の中で強烈に印象に残った(悪い意味で)メンズを紹介する。