感想ノート

  • 読んで頂き、さらに感想までありがとうございます。
    言葉は本当に無限の可能性を秘めていると思っています。
    それがいい可能性でも、悪い可能性でも、です。
    私は小説を通じて言葉の怖さ、繊細さを伝えていけたらいいなと思っていて本作も例外ではありません。

    澪夜さんは小金の目線に立った時、またおとの視線に立った時、2人に降りかかる沢山の言葉をどう受け止めますか。

    「自分ならどうするか」
    また
    「自分は人に対してどんな言葉を選んでいるか」

    そういう事を考える作品になればなと思っています。

    重ねてにはなりますが、読んで頂き、素敵な感想を頂き、本当にありがとうございました。

    くじら 2024/05/21 13:38

  • 褒め言葉に見せかけた言葉たちが心を蝕んで、いつの間にか行動するたびに、幻聴が聞こえてくる。
    言葉の影響力の恐ろしさを感じました。
    周りの空気感も相まって、自分はそういう人間なんだ、受け入れられない私がおかしいんだ、そんなふうに歪められてしまう。
    そうして自分が認められなくなったおとが、小金と出逢ったのは、まさに運命だったのかなと思います。
    どんなことを言っても、全肯定してくれる。
    自分で自分を傷つけてしまう人には、そんな人が必要なのだと教えてもらった気がします。
    依存に見えるかもしれない。
    だけど、小金と出会う前のように苦しむよりも、何倍も生きやすいはず。
    これから、2人にどんな未来が待っているのか予想できませんが、少しでも、彼らが心から笑っていることを願います。
    素敵な物語を、ありがとうございました。

    碓氷澪夜 2024/05/20 11:46

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