明日がほしいと願った

あやかし・和風ファンタジー

四片霞彩/著
明日がほしいと願った
作品番号
1705739
最終更新
2023/09/30
総文字数
30,983
ページ数
11ページ
ステータス
完結
いいね数
2
ランクイン履歴

総合23位(2023/09/08)

あやかし・和風ファンタジー7位(2023/09/08)

ランクイン履歴

総合23位(2023/09/08)

あやかし・和風ファンタジー7位(2023/09/08)

短命の呪い。それは小邑家にかけられた妖狐の呪い。
小邑家はかつて国内でも指折りの陰陽師一族だった。しかし何百年も前に当時の小邑家当主が妖狐討伐を放棄して、恋した妖狐と共に逃亡するも失敗。怒り狂った妖狐の婚約者が呪いをかけて以来、小邑家は妖狐としか番うことができなくなり、生まれた子供は20歳までに妖狐の片親を自らの手で殺さなければ短命の呪いで命を落とすと言われていた。
祈里も妖狐である母親を持つ19歳の青年であり、宿命により妖狐の母親を殺さなければならなかったが、未だ出来ずにいた。
生きられるのは、自分か母親のどちらかのみ。
けれども妖狐であっても自分の母親を殺せない祈里は、短命の呪いを受けて自分が消えるか、母親を消して20歳より先も生きるか選択を強いられていた。
そして19歳の最後の日、とうとう祈里は覚悟を決めると、母親が捕らわれる座敷牢へと向かうーー。

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