一限目は隣のクラスと合同体育の為、ホームルームが終わると、私達は更衣室でジャージに着替えグラウンドへと向かった。
その道中、私はそれとなく周囲を気にしてみたけど、やはり相馬君の姿は何処にも見当たらない。
もしや、彼が姿を現すのは幽霊もどきとあって夕暮れ時からなのだろうか。
それとも、意識を取り戻したのか。
はたまた、私も彼が見えなくなってしまったのだろうか。
気付けば先程から相馬君の事ばかり考えてしまい、私はそれを振り払うべく一人大きく首を横に振った。
……全く。
柄にもなく、私は何でこんなにも人の事を気にしているんだろう。
確かに、非現実的な事態には今でも信じられないけど、何だか相馬君に翻弄されているようで腑に落ちない。
そう無意味に悔しがっていると、視界の端で一杉君と瀬川さんの姿を捉えた。
相変わらず人前でも堂々と仲睦まじくする二人。
隣のクラスにいる瀬川さんは、こうして合同授業の時には決まって一杉君の側へとピッタリとくっ付いては、スキンシップが激しい。
それを一杉君も気にすることなく優しく接している様子は、私達にとってもはや見慣れた光景になっていた。
その道中、私はそれとなく周囲を気にしてみたけど、やはり相馬君の姿は何処にも見当たらない。
もしや、彼が姿を現すのは幽霊もどきとあって夕暮れ時からなのだろうか。
それとも、意識を取り戻したのか。
はたまた、私も彼が見えなくなってしまったのだろうか。
気付けば先程から相馬君の事ばかり考えてしまい、私はそれを振り払うべく一人大きく首を横に振った。
……全く。
柄にもなく、私は何でこんなにも人の事を気にしているんだろう。
確かに、非現実的な事態には今でも信じられないけど、何だか相馬君に翻弄されているようで腑に落ちない。
そう無意味に悔しがっていると、視界の端で一杉君と瀬川さんの姿を捉えた。
相変わらず人前でも堂々と仲睦まじくする二人。
隣のクラスにいる瀬川さんは、こうして合同授業の時には決まって一杉君の側へとピッタリとくっ付いては、スキンシップが激しい。
それを一杉君も気にすることなく優しく接している様子は、私達にとってもはや見慣れた光景になっていた。