愛莉が死んだ。
愛莉とは昔からずっと一緒にいて、生まれた病院から高校まで、なにもかもずっと一緒で、気づいたら俺は愛莉を好きになっていた。愛莉のいない世界なんて俺には想像もできない。
そんな愛莉が、死んでしまった。
愛莉は女の子で、それに好きな子なんだから俺が守らないといけないって、そう思ってたのに。
結局俺には何もできなかった。
そうやって世界は俺から愛莉を奪っていった。
俺だけ、時間が止まってしまったみたいだった。
白い布をかぶって冷たくなった愛莉を前に、涙が出ることはなかった。というより、涙は流さなかった。
ここで泣いてしまったら、愛莉が死んでしまったことを認めることになってしまうんじゃないか。
そう思って、出て行きそうになるしずくを必死につなぎとめた。
愛莉とは昔からずっと一緒にいて、生まれた病院から高校まで、なにもかもずっと一緒で、気づいたら俺は愛莉を好きになっていた。愛莉のいない世界なんて俺には想像もできない。
そんな愛莉が、死んでしまった。
愛莉は女の子で、それに好きな子なんだから俺が守らないといけないって、そう思ってたのに。
結局俺には何もできなかった。
そうやって世界は俺から愛莉を奪っていった。
俺だけ、時間が止まってしまったみたいだった。
白い布をかぶって冷たくなった愛莉を前に、涙が出ることはなかった。というより、涙は流さなかった。
ここで泣いてしまったら、愛莉が死んでしまったことを認めることになってしまうんじゃないか。
そう思って、出て行きそうになるしずくを必死につなぎとめた。