「えりか、だいじょーぶ。だから、」



そう言って、私の正面に来ると。



ポンッと私の頭に手を置く文にぃ。



「...........っ、ぅ、ごめ、泣くつもりなんてっ、」

「いつも、泣いてるの知ってるし、
ごめん、俺、そろそろホッとけなかった」



文にぃの前で、泣かないようにしてたのにっ。



だけど、知らないうちに見てて、
知ってたのかな?って、わかる文にぃの言葉。



「.........っ、ぅごめ、ごめんなさい......っ、」

「.........っ、はぁーー、っとに、
3年、えりかは暗い顔ばっか、泣いてばっか」



早く泣き止まなきゃなのに..................っ。



全然泣き止めない私に、
ため息のような言葉を出す文にぃ。