「...............っ、ぅ、おねぇ、ちゃん、」



涙が止まらないままいると。



──────パチンッ



と、電気の付く音がした。



「...............えりか、また泣いて、」



声が聞こえて、私はハッとした。



「..................っ、ぅ、文にぃ、」



私の背後に立つ人物、
梶田文哉(かじたふみや)



私とお姉ちゃんの幼なじみで、
──────お姉ちゃんの元カレ。



本当は、文にぃのほうが辛いハズなのに。



私ばっかり泣いて........................っ。



私は、ズルいと思う。