少しして、ボロボロになったクオンが帰ってきた。
「クオン…!そんな…!」
「大丈夫っすよ。かすり傷ばっかりなんで。」
「それで?状況は?」
「ムウさん…攻めてきたのは隣国です。元々仲はいい方ではなかったですしね。でも…っすねぇ…」
クオンは言うのを躊躇った。
何か言いずらそうなことがあるようだ。
でも…
「全部言って、主命令よ。」
「!!御心の儘に…実は敵の黒幕はミアだというのを耳に入れました。」
数分前、潜入中敵らが「ミア様万歳!ミア様こそ真の女神!」と言っていたらしい。
そして奴らの視線の先にはあのミアの姿があったらしい。
「憶測に過ぎませんが、きっとミアの目的は姫です。そして敵の目的は咲人様。どちらが亡くなっても国の損害ですからね。」
だからこの屋敷を狙った、とクオンは言った。
今の私にミアへの勝ち目は無いに等しい。
それに今軍の数も気配だけで大きいことが分かる。
「ここにいたらいつかバレる。いい所を知っている。逃げるぞ。」
「クオン…!そんな…!」
「大丈夫っすよ。かすり傷ばっかりなんで。」
「それで?状況は?」
「ムウさん…攻めてきたのは隣国です。元々仲はいい方ではなかったですしね。でも…っすねぇ…」
クオンは言うのを躊躇った。
何か言いずらそうなことがあるようだ。
でも…
「全部言って、主命令よ。」
「!!御心の儘に…実は敵の黒幕はミアだというのを耳に入れました。」
数分前、潜入中敵らが「ミア様万歳!ミア様こそ真の女神!」と言っていたらしい。
そして奴らの視線の先にはあのミアの姿があったらしい。
「憶測に過ぎませんが、きっとミアの目的は姫です。そして敵の目的は咲人様。どちらが亡くなっても国の損害ですからね。」
だからこの屋敷を狙った、とクオンは言った。
今の私にミアへの勝ち目は無いに等しい。
それに今軍の数も気配だけで大きいことが分かる。
「ここにいたらいつかバレる。いい所を知っている。逃げるぞ。」