「ぅ、あの...............保志くん、」



幼なじみのキミは、
ときどき、寂しそうな目をするから............



「ん?どした、莉乃?」



ほんの少しでも、元気付けたくて。



ほんの少しでも、笑って欲しくて。



私、久留米莉乃(くるめりの)は。



幼なじみの、
下館保志(しもだてほし)くんに声をかけた。



「ぅ、あの、.........たまには休んで欲しくて、」



勇気を振り絞ってそう言うと。



「..................莉乃は、優しいな、」



そう言って、
私の頭にポンッと手を置く保志くん。



でも、その時、私は感じてしまった。