君の憂鬱を消し去りたい。

青春・恋愛

蜃気羊/著
君の憂鬱を消し去りたい。
作品番号
1704252
最終更新
2023/08/11
総文字数
4,761
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
17
ランクイン履歴

総合39位(2023/08/16)

青春・恋愛8位(2023/08/15)

ランクイン履歴

総合39位(2023/08/16)

青春・恋愛8位(2023/08/15)

✶書籍化されました!✶

『ありのままの私で恋がしたかった』(スターツ出版 24.2)
こちらの単行本にこの作品も掲載されています。

書籍版は、ふたりの事情がわかるようになっています。

☆単行本に掲載されている短編小説☆
『君の背中は近くて遠い』既存作
『君の憂鬱を消し去りたい』既存作
『失恋は天気予報より正確だ』完全書き下ろし

※こちらのWeb版の作品は改稿前の作品です。書籍版と内容が大きく異なります。
ただ、Web版、書籍版とも、空気感は同じですので、Web版では、雰囲気を楽しんでいただけたら嬉しいです。



テトラポッドに座る君はぼんやりしていて、
髪の毛先が潮風で弱く揺れている。

夕日に照らされた君のその表情も美しいけど、
君の悩みをすべて消し去る魔法をかけてあげたい――。


「悩みなんてないよ」
「そんなわけないでしょ」と僕がそう返すと、君は寂しそうに微笑んだ。

なぜか、不機嫌になってしまった菜央は憂鬱そうで、いつもより気持ちが読めない。
憂鬱そうな君は急に「いちご食べたくない?」と言い始め、
いちごと練乳を買い、いつもの浜辺で食べることに。

君は右手で練乳をいちごに垂らした。
勢いよく出る練乳はいちごの赤と緑を白色に変えていった――。


この話は、僕が幼馴染で恋人の君の憂鬱を和らげる話。



この作品はTwitterで公開した詩を元に作りました。

Twitterではほぼ、毎日、エモめな詩を公開しています。
リンクはプロフィール欄にあります。
ぜひ、そちらもご覧ください!



※表紙イラスト/ノーコピーライトガール様(https://fromtheasia.com/illustration/nocopyrightgirl)

この作品のレビュー

★★★★★
投稿者:橘花やよいさん
瑞々しい、過去の日
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全体的に淡い色合いの世界。でもその中に、いちごの赤がぱっと浮かんで、練乳の白で覆われていく。色のインパクトのあるお話でした。 淡く感じたのは、ラストのためかもしれませんね。大人になっていく自分にとっては、鮮烈な出来事も、いずれは過去になってしまう。ノスタルジーも感じてエモいなぁと思いました!

2023/09/20 12:49

この作品の感想ノート

予知夢という設定がドキドキするなぁと思いました。エモいお話、ありがとうございます!

2023/09/20 12:50

この作品のひとこと感想

すべての感想数:6

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