
作品番号 1704252
最終更新 2023/08/11
テトラポッドに座る君はぼんやりしていて、
髪の毛先が潮風で弱く揺れている。
夕日に照らされた君のその表情も美しいけど、
君の悩みをすべて消し去る魔法をかけてあげたい――。
「悩みなんてないよ」
「そんなわけないでしょ」と僕がそう返すと、君は寂しそうに微笑んだ。
なぜか、不機嫌になってしまった菜央は憂鬱そうで、いつもより気持ちが読めない。
憂鬱そうな君は急に「いちご食べたくない?」と言い始め、
いちごと練乳を買い、いつもの浜辺で食べることに。
君は右手で練乳をいちごに垂らした。
勢いよく出る練乳はいちごの赤と緑を白色に変えていった――。
この話は、僕が幼馴染で恋人の君の憂鬱を和らげる話。
この作品はTwitterで公開した詩を元に作りました。
Twitterではほぼ、毎日、エモめな詩を公開しています。
リンクはプロフィール欄にあります。
ぜひ、そちらもご覧ください!
※表紙イラスト/ノーコピーライトガール様(https://fromtheasia.com/illustration/nocopyrightgirl)
髪の毛先が潮風で弱く揺れている。
夕日に照らされた君のその表情も美しいけど、
君の悩みをすべて消し去る魔法をかけてあげたい――。
「悩みなんてないよ」
「そんなわけないでしょ」と僕がそう返すと、君は寂しそうに微笑んだ。
なぜか、不機嫌になってしまった菜央は憂鬱そうで、いつもより気持ちが読めない。
憂鬱そうな君は急に「いちご食べたくない?」と言い始め、
いちごと練乳を買い、いつもの浜辺で食べることに。
君は右手で練乳をいちごに垂らした。
勢いよく出る練乳はいちごの赤と緑を白色に変えていった――。
この話は、僕が幼馴染で恋人の君の憂鬱を和らげる話。
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この作品のレビュー

投稿者:橘花やよいさん
瑞々しい、過去の日
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全体的に淡い色合いの世界。でもその中に、いちごの赤がぱっと浮かんで、練乳の白で覆われていく。色のインパクトのあるお話でした。 淡く感じたのは、ラストのためかもしれませんね。大人になっていく自分にとっては、鮮烈な出来事も、いずれは過去になってしまう。ノスタルジーも感じてエモいなぁと思いました!
2023/09/20 12:49