君の憂鬱を消し去りたい。

作品番号 1704252
最終更新 2023/08/11

君の憂鬱を消し去りたい。
青春・恋愛

1ページ

総文字数/ 4,761

ランクイン履歴:

総合:39位(2023/08/16)

青春・恋愛:8位(2023/08/15)

テトラポッドに座る君はぼんやりしていて、
髪の毛先が潮風で弱く揺れている。

夕日に照らされた君のその表情も美しいけど、
君の悩みをすべて消し去る魔法をかけてあげたい――。



「悩みなんてないよ」
「そんなわけないでしょ」と僕がそう返すと、君は寂しそうに微笑んだ。

なぜか、不機嫌になってしまった菜央は憂鬱そうで、いつもより気持ちが読めない。
憂鬱そうな君は急に「いちご食べたくない?」と言い始め、
いちごと練乳を買い、いつもの浜辺で食べることに。

君は右手で練乳をいちごに垂らした。
勢いよく出る練乳はいちごの赤と緑を白色に変えていった――。


この話は、僕が幼馴染で恋人の君の憂鬱を和らげる話。



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※表紙イラスト/ノーコピーライトガール様(https://fromtheasia.com/illustration/nocopyrightgirl)

この作品のレビュー

★★★★★
投稿者:橘花やよいさん
瑞々しい、過去の日
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全体的に淡い色合いの世界。でもその中に、いちごの赤がぱっと浮かんで、練乳の白で覆われていく。色のインパクトのあるお話でした。 淡く感じたのは、ラストのためかもしれませんね。大人になっていく自分にとっては、鮮烈な出来事も、いずれは過去になってしまう。ノスタルジーも感じてエモいなぁと思いました!

2023/09/20 12:49

この作品の感想ノート

予知夢という設定がドキドキするなぁと思いました。エモいお話、ありがとうございます!

2023/09/20 12:50

この作品のひとこと感想

すべての感想数:6

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