僕が君の音を聴いた時、感じた叫びは確かなものだった。
脆く、弱いただ真っ直ぐな芯のある叫び、どこか惹かれてしまう危うさは貴女自身が放っているものだった。
僕の未熟さを埋めるように、不甲斐ない僕に芯を通すように貴女は想いを紡いだ。

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 私が出逢った貴方は、隔てていた何かを壊すように私の心を動かした。
冷たく独りだった私に暖かさを宿したのは貴方だった。
もう一度、もう逢うことのできない貴方に向けて私は生きることにした、そして私にその選択を与えた人を信じて。