(そう! 放課後かならずこうして会話してるから。こんなことできるの私だけでしょ?)


得意になってそう言うと笑い声が聞こえてきた。
司の色白で細い体を思い出すと、元気そうな声に安心する。


(なるほど。じゃあ、美保が部長で僕が副部長だな)

(だねぇ!)


ふたりだけの秘密の会話。
秘密の部活動。

私の心の中はいつの間にか司でいっぱいに満たされるようになっていたのだった。