枕元に置いてあるスマホに視線を移動させるけれど、こんな時間じゃ誰にも連絡は取れない。
そこで私は窓を開けて見た。
窓の外はまだ昼間の熱気を保っていて、開けた瞬間ムッとする空気が肌に絡みついてくる。
顔だけ出してみるとそよ風のような優しい風が吹いていることに気がついた。
そのまま目を閉じて、心の中で呼びかけてみる。
(誰かいない? 私と会話しない?)
しばらく待ってみても誰からも返事はこない。
そのとき、ひときわ強く風がついた。
これを逃すまいとまた呼びかける。
(誰か眠れない人いませんか? 星空がとても綺麗ですよ)
しかし、これにも返事はなかった。
10分間ほど窓辺に立って粘ってみたけれど、結局誰からの返事もない。
「やっぱり、あれは夢だったのかなぁ」
諦めてベッドへ戻り、そうつぶやいたのだった。
そこで私は窓を開けて見た。
窓の外はまだ昼間の熱気を保っていて、開けた瞬間ムッとする空気が肌に絡みついてくる。
顔だけ出してみるとそよ風のような優しい風が吹いていることに気がついた。
そのまま目を閉じて、心の中で呼びかけてみる。
(誰かいない? 私と会話しない?)
しばらく待ってみても誰からも返事はこない。
そのとき、ひときわ強く風がついた。
これを逃すまいとまた呼びかける。
(誰か眠れない人いませんか? 星空がとても綺麗ですよ)
しかし、これにも返事はなかった。
10分間ほど窓辺に立って粘ってみたけれど、結局誰からの返事もない。
「やっぱり、あれは夢だったのかなぁ」
諦めてベッドへ戻り、そうつぶやいたのだった。