緊張しながら確認してみると、机の奥の方にゴミが入れられているのが見えた。
プリントや折れたエンピツが見えて少しだけ安堵する。

少なくても生ゴミとか、匂いや汁のでるものじゃなかっただけ良かった。
そんな風に安心してしまう自分に胸の奥がムカムカしてくる。

私は黙ってゴミを取り出し、みんなの笑い声が聞こえている教室の中、ゴミ箱へと向かったのだった。