由奈の不快な笑い声が鼓膜を揺るがす。
私はメマイを感じてその場にうずくまる。

クラスメートたちの顔が見にくく歪んで、私を笑う。
その中に舞子の姿を見つけて、私は助けを求めて手をのばす。

だけど舞子は私から視線をそらし、そしてそのまま教室を出ていってしまったのだった。