「じゃ、認めるんだな? 自分が魔女の仲間だってこと」


私が魔女の仲間?
孝明は一体何を言っているんだろう。

あまりに幼稚なセリフに黙り込んでいると、舞子が「くだらないこと言ってないで、どっか行ってよ」と、声を荒げた。
孝明はふんっと鼻息を残して私達に背中を向ける。
きっと、剛からの入れ知恵でもされたんだろう。

だけど魔女の存在を本当に信じていそうで、呆れてしまう。


「なんなのあれ?」


舞子が不機嫌そうに呟いたのだった。