(どうだった?)

(それが……過去最高得点だった!)


嘘でも冗談でもなく、私は期末テストで高校入学してからすべての科目で過去最高得点を叩き出したのだ。
苦手な数学でもなんと80点を取ることができた。

これは私にとって快挙と言ってよかった。
おかげで夏休み中の補修はしなくてよさそうだ。


(すごいじゃない! よかったね)

(司のおかげだよ、本当にありがとう)


今年の夏は思う存分遊ぶことができそうで、今から楽しみだ。


(これで夏休みは沢山会えるね)


司の言葉に一瞬頭の中が真っ白になる。
それから自分が今言われた言葉の意味を理解して、カッと顔が熱くなってしまった。


(そ、そうだね)


照れ隠しに否定してしまいそうだったけれど、司と同じように自分の気持を素直に伝えてみる。


(また、本を沢山読もうね。映画を見るっていうのもいいかもしれない)


うん、それもいいかもしれない。
外で会うことができなくても、私たちは十分に楽しむことができている。
これで、今年の夏は楽しい思い出を沢山作ることができそうだった。