最後までお読みくださりありがとうございます!
これにて『かすみcassette』は完結です。
実はこの『かすみ』は、同じタイトルで過去に書いたことのあるお話でした。そのお話は現在非公開、または削除しています。
そのときはもっと登場人物が違っていて、これと全く同じ内容、というわけでもありませんでした。
『かすみ』はもともと中学生のときに思いついたネタで、一度書き上げるも納得がいかず、思うように書ききれずに長い間放置していました(本当に長い間)。
その熟成期間があったから、こういった形で落ち着けたのだと思います。
作中、かなり過激な発言があります。ご不快な思いをさせてしまいましたら、申し訳ありません。
いじめ、という内容を扱った小説はいろんなものが存在すると思います。
旧作の『かすみ』を書いているときに、霞湖って実は私の書いた女性キャラの中で一番レベルで強いのでは? と思うことがありました。ですがそのお話では、弱いままの霞湖で終わってしまいました。
今作では、一時的に弱くならざるをえなかった、本当はめちゃくちゃ強い霞湖の、強い部分を病室のシーンに持って来ようと思い書き出しました。
そして出てきたセリフです。
霞湖の答え、だったのだと思います。
答えは、一人ひとりにそれぞれ違うものが存在すると思います。霞湖とは違う解決策を持つ方もいると思います。
これは司優大の物語、というよりは、司優大を語り部にした、水束霞湖の物語、という感じで書きました。
今後の霞湖や、優大は、私がこれから書いていくお話にひょっこり顔を出すかもしれません。もしまた二人が皆様とお会いすることがあったら、あ、あのときのキャラだ。と、思い出していただけたら、『かすみcassette』を書いた身として、とても嬉しいことです。
私の書く物語はクロスオーバーしているお話が多いので、過去作のキャラがひょいっと顔を出したり、過去作の裏舞台で起きていたことを書いたりすることがあります。そんなところも楽しんでいただけたら幸いです。
では、ここまでお付き合いくださりありがとうございました。
まだ暑さが残っていますので、どうぞ皆さまご自愛ください。
それでは、また!
2023.8.30 桜月澄 改め 小川真澄