「え?」
「どうかした?」
今、何かとても嫌な気配を感じた気がしたんだけど…。
ん~…気のせいかな?
「いえなんでも。それで薬の件なのですが…私はやはり鳳魅さんには生きてもらいたいですし。だから鳳魅さんが私達のために命を捧げるというのでしたら、私が貴方に命を注ぎます」
邪気を無くして自身の命を救う。
それと同時に鳳魅さんも救う。
救ってみせるさ。
いつまでかかるかも、詳しい計画も何も立ててないけど。
やれるだけのことはやってみようと思う。
「僕を救ってくれるのかい?何とも頼もしいねぇ~…ただ成功するとは限らないよ?僕だってまだまだ研究段階だ」
「かまいません。それでもどうかお願いします。私は貴方に生きる希望を与えたい」
救いたい。
助けたい。
いい人ほど死んでいく。
自分の力が誰かを救うキッカケを生めば、それが生きる希望にも繋がると感じた。
「…なるほど。利害一致の関係か。互いの目標に向かって互いが納得のいく生き方をする、ね。…いいよ!」
「え、いいんですか⁈」
まさかすんなり承諾されるとは正直思っていなかった。
提案したのは自分なのに時雨はその言葉に動揺してしまう。
出会って経ったの数時間でとんとん拍子に事が進んでいくせいか、本当に大丈夫なのか不安になってきた。
「あの…本当にいいのですか?」
「ああ、君ならいい。君なら何かを変えてくれそうだからね♡」
「変える?何をですか?」
「さあ~先の未来は分からないさ。気ままにいこう。今ある時間を大切にね。明日からまた来なよ」
よく分からないけど交渉成立ってことでいいのかな?
それから鳳魅は契約書を取り出せばサインを促す。
「一応ね。形式上は君は僕の弟子になるわけだから」
「弟子…なんかカッコイイかも。ありがとうございます!明日から宜しくお願いします」
「ん、宜しく~♡あ、あとその敬語。今から禁止」
「え、で、でも」
「いつまでも仰々しいのは嫌だろ。普通に話してくれていいからさ」
「分かった。宜しく」
それには鳳魅も満足そうに頷いていた。
『シャ~!!』
「あ、白蛇さん!」
白蛇は元気になったのか時雨のところまで近づいてくる。
持ち上げれば不思議と怪我していた部位が綺麗に治っていた。
蓮池の力って凄い…。
「お、治ったみたいだね。もう連れて帰っても大丈夫だよ~」
「本当⁈ありがとう!じゃあ連れて帰って…「おい鳳魅!」!!」
途中、時雨の声を遮るようにして扉が開いた。
入ってきたのはなんと白夜だった。
「は?なんでお前がここにいんの⁈」
「あ、白夜様。先程ぶりですね…」
「やっほ~!いらっしゃい若」
白夜様は鳳魅の隣にいた時雨を見ればビックリして立ち尽くしていた。時雨も気まずくて目を逸らしてしまう。そんな二人をニヤニヤ笑って見る鳳魅。不意に時雨の腕に巻き付いた白蛇が動き出す。
ーーーガブリ‼
「いっ、、、!」
何が起こったのか分からない。
だが確かに白蛇が腕に嚙みついた。
嚙みつかれた箇所は鈍い痛みを伴うも、白蛇は何事もなかったかのように平然としているので時雨は思考停止してしまった。
「え、か、嚙まれた?ちょっと待って。ど、毒とかって、、、」
「はあ~!?!噓だろ。なんでよりにもよってソイツなんだよ!!」
白夜はこの一連の騒動に怒りながら近づくと時雨の腕を掴む。
腕をまじまじと観察すれば「うげっ」っと顔を歪める。
「うわぁ…マジか。よりによってコイツかよ。マジでセンスねぇわ」
「まあまあ怒んないの。気に入ったってことだよ。おっかな~い若様より、その子も優しい時雨ちゃんの方がいいもんね♡」
「あ゛ぁ゛?」
キレ気味の白夜に「お~怖い怖い」と逃げる鳳魅。
二人の言ってることがよく分からない。
「あ、あの!気に入ったとは一体何のことですか?」
「はぁ…お前のことをコイツが気に入っちまって加護を与えたんだよ」
「加護?」
「コイツは神獣。神に使える使い魔だ。普通の生き物とはレベルが違う。心から仕えたい相手を選び嚙み契約をする。その契約者がお前なの」
ほおほお、成程。
ん?
ということは…えーっとだから、、、。
「な、なんで私なんですか!!」
「知るかよんなこと!そもそも最初にコイツを見つけたのは俺なんだぞ。そこは普通に考えて俺だろ!!」
「いたいいたい!白夜様、腕!腕が千切れそうです!!」
怒っているせいか腕を掴む力がめちゃくちゃだ。
訴えればすんなり解放してくれたが…後で赤くなっていなければいいな。
「も~そんな横暴な態度だから若は好かれないの。そもそも君はそんだけ強い妖力あるんだし加護なんて必要ないだろう」
「うっせぇ。あるに越したことないだろうが。でも誤算だった…コイツだけは絶対にねぇと思ってたのに」
白夜はジロリと時雨を睨み付ける。
身長差があるせいか蛇に睨まれた蛙のよう。
今でも時雨のことは気に入らないと言いたげの顔だった。
「まあでも…今回は時雨ちゃんに感謝だね。その子を救ったといっても過言じゃないんだ」
「は?コイツが⁈」
鳳魅の言葉で怒りが一変、白夜は驚いたように時雨を見つめた。
「どうかした?」
今、何かとても嫌な気配を感じた気がしたんだけど…。
ん~…気のせいかな?
「いえなんでも。それで薬の件なのですが…私はやはり鳳魅さんには生きてもらいたいですし。だから鳳魅さんが私達のために命を捧げるというのでしたら、私が貴方に命を注ぎます」
邪気を無くして自身の命を救う。
それと同時に鳳魅さんも救う。
救ってみせるさ。
いつまでかかるかも、詳しい計画も何も立ててないけど。
やれるだけのことはやってみようと思う。
「僕を救ってくれるのかい?何とも頼もしいねぇ~…ただ成功するとは限らないよ?僕だってまだまだ研究段階だ」
「かまいません。それでもどうかお願いします。私は貴方に生きる希望を与えたい」
救いたい。
助けたい。
いい人ほど死んでいく。
自分の力が誰かを救うキッカケを生めば、それが生きる希望にも繋がると感じた。
「…なるほど。利害一致の関係か。互いの目標に向かって互いが納得のいく生き方をする、ね。…いいよ!」
「え、いいんですか⁈」
まさかすんなり承諾されるとは正直思っていなかった。
提案したのは自分なのに時雨はその言葉に動揺してしまう。
出会って経ったの数時間でとんとん拍子に事が進んでいくせいか、本当に大丈夫なのか不安になってきた。
「あの…本当にいいのですか?」
「ああ、君ならいい。君なら何かを変えてくれそうだからね♡」
「変える?何をですか?」
「さあ~先の未来は分からないさ。気ままにいこう。今ある時間を大切にね。明日からまた来なよ」
よく分からないけど交渉成立ってことでいいのかな?
それから鳳魅は契約書を取り出せばサインを促す。
「一応ね。形式上は君は僕の弟子になるわけだから」
「弟子…なんかカッコイイかも。ありがとうございます!明日から宜しくお願いします」
「ん、宜しく~♡あ、あとその敬語。今から禁止」
「え、で、でも」
「いつまでも仰々しいのは嫌だろ。普通に話してくれていいからさ」
「分かった。宜しく」
それには鳳魅も満足そうに頷いていた。
『シャ~!!』
「あ、白蛇さん!」
白蛇は元気になったのか時雨のところまで近づいてくる。
持ち上げれば不思議と怪我していた部位が綺麗に治っていた。
蓮池の力って凄い…。
「お、治ったみたいだね。もう連れて帰っても大丈夫だよ~」
「本当⁈ありがとう!じゃあ連れて帰って…「おい鳳魅!」!!」
途中、時雨の声を遮るようにして扉が開いた。
入ってきたのはなんと白夜だった。
「は?なんでお前がここにいんの⁈」
「あ、白夜様。先程ぶりですね…」
「やっほ~!いらっしゃい若」
白夜様は鳳魅の隣にいた時雨を見ればビックリして立ち尽くしていた。時雨も気まずくて目を逸らしてしまう。そんな二人をニヤニヤ笑って見る鳳魅。不意に時雨の腕に巻き付いた白蛇が動き出す。
ーーーガブリ‼
「いっ、、、!」
何が起こったのか分からない。
だが確かに白蛇が腕に嚙みついた。
嚙みつかれた箇所は鈍い痛みを伴うも、白蛇は何事もなかったかのように平然としているので時雨は思考停止してしまった。
「え、か、嚙まれた?ちょっと待って。ど、毒とかって、、、」
「はあ~!?!噓だろ。なんでよりにもよってソイツなんだよ!!」
白夜はこの一連の騒動に怒りながら近づくと時雨の腕を掴む。
腕をまじまじと観察すれば「うげっ」っと顔を歪める。
「うわぁ…マジか。よりによってコイツかよ。マジでセンスねぇわ」
「まあまあ怒んないの。気に入ったってことだよ。おっかな~い若様より、その子も優しい時雨ちゃんの方がいいもんね♡」
「あ゛ぁ゛?」
キレ気味の白夜に「お~怖い怖い」と逃げる鳳魅。
二人の言ってることがよく分からない。
「あ、あの!気に入ったとは一体何のことですか?」
「はぁ…お前のことをコイツが気に入っちまって加護を与えたんだよ」
「加護?」
「コイツは神獣。神に使える使い魔だ。普通の生き物とはレベルが違う。心から仕えたい相手を選び嚙み契約をする。その契約者がお前なの」
ほおほお、成程。
ん?
ということは…えーっとだから、、、。
「な、なんで私なんですか!!」
「知るかよんなこと!そもそも最初にコイツを見つけたのは俺なんだぞ。そこは普通に考えて俺だろ!!」
「いたいいたい!白夜様、腕!腕が千切れそうです!!」
怒っているせいか腕を掴む力がめちゃくちゃだ。
訴えればすんなり解放してくれたが…後で赤くなっていなければいいな。
「も~そんな横暴な態度だから若は好かれないの。そもそも君はそんだけ強い妖力あるんだし加護なんて必要ないだろう」
「うっせぇ。あるに越したことないだろうが。でも誤算だった…コイツだけは絶対にねぇと思ってたのに」
白夜はジロリと時雨を睨み付ける。
身長差があるせいか蛇に睨まれた蛙のよう。
今でも時雨のことは気に入らないと言いたげの顔だった。
「まあでも…今回は時雨ちゃんに感謝だね。その子を救ったといっても過言じゃないんだ」
「は?コイツが⁈」
鳳魅の言葉で怒りが一変、白夜は驚いたように時雨を見つめた。



