「時雨様、ご当主様がお呼びです」
後片付けをしていれば声がかかった。
約束の夜、一族会議への出席を言い渡されたため急いで部屋に向かう。濡れた手をタオルで拭き取ると付けていたエプロンを外す。
「ご案内します」
使用人の後に続き廊下を進む。
普段は滅多に本家に立ち入らない。
掃除や接客で通ることがあっても全てを把握出来てる訳ではない。
「やあ、時雨ちゃん」
「小路さん」
途中、吹き抜けの橋の上で男性が待っていた。
白いダボっとしたワイシャツは胸元を少し開け、黒いスキニーパンツで手にはスマホを持っている。
「待ってたよ。あ、君はここでいいよ。後は俺が連れてくから」
「は、はい////////」
案内役はニコリと微笑んだ小路に顔を赤らめれば小走りで去っていく。
「相変わらずですね」
「何が?」
「そういうとこです。今日はどなたと遊んできたのですか?」
「遊んできただなんて~人聞きの悪い」
ニコニコスマイルが何とも胡散臭い。
開いた胸元近くには赤いキスマーク。
ほのかに甘い香水の匂いもする。
「小路様、一族会議があると聞いたのですか」
「ああ。普段は上だけで済むとこを今回だけはそうもいかなくてね。てか小路様ってのやめろよ」
「そうは参りません。貴方は久野家のご嫡男です」
「お前も同じ久野家の人間だろ(笑)。俺は養子入りした身だ」
二人が目的の部屋に着くと中には既に人が集まっていた。
中央の長机と天井に吊るされたシャンデリア。
洋画がかかるそこは時雨が初めて来る部屋だった。
「来たか、ここに座りなさい」
父が顔を上げれば席を指定する。
時雨と向き合う形で目の前には由紀江と一華も座っていた。
後片付けをしていれば声がかかった。
約束の夜、一族会議への出席を言い渡されたため急いで部屋に向かう。濡れた手をタオルで拭き取ると付けていたエプロンを外す。
「ご案内します」
使用人の後に続き廊下を進む。
普段は滅多に本家に立ち入らない。
掃除や接客で通ることがあっても全てを把握出来てる訳ではない。
「やあ、時雨ちゃん」
「小路さん」
途中、吹き抜けの橋の上で男性が待っていた。
白いダボっとしたワイシャツは胸元を少し開け、黒いスキニーパンツで手にはスマホを持っている。
「待ってたよ。あ、君はここでいいよ。後は俺が連れてくから」
「は、はい////////」
案内役はニコリと微笑んだ小路に顔を赤らめれば小走りで去っていく。
「相変わらずですね」
「何が?」
「そういうとこです。今日はどなたと遊んできたのですか?」
「遊んできただなんて~人聞きの悪い」
ニコニコスマイルが何とも胡散臭い。
開いた胸元近くには赤いキスマーク。
ほのかに甘い香水の匂いもする。
「小路様、一族会議があると聞いたのですか」
「ああ。普段は上だけで済むとこを今回だけはそうもいかなくてね。てか小路様ってのやめろよ」
「そうは参りません。貴方は久野家のご嫡男です」
「お前も同じ久野家の人間だろ(笑)。俺は養子入りした身だ」
二人が目的の部屋に着くと中には既に人が集まっていた。
中央の長机と天井に吊るされたシャンデリア。
洋画がかかるそこは時雨が初めて来る部屋だった。
「来たか、ここに座りなさい」
父が顔を上げれば席を指定する。
時雨と向き合う形で目の前には由紀江と一華も座っていた。



