「.........さいごまでっ、ばか、はな、」
涙で潤んだ声で、
そう言う永遠の言葉は聞き慣れたもの。
〝バカはな〟って何度も言われてきた。
私にとっては、
それすら愛しい思い出で、忘れたくないもの。
そう思っていると..................
ふわりと、永遠の優しい香りがして。
──────ギュッと抱きしめられる私。
何度も何度も、
永遠に抱き締められてきたけど。
今までで1番暖かくて、
なんだか夢見心地になるハグ。
このまま永遠に、
──────ずっと抱きしめてて欲しい。
そう強く願ったところで。
私の意識はプチンッと途絶えた。